馬券の均等買いと傾斜配分|同じ3点・予算で結果と期待値を比べる

均等買いと傾斜配分の比較ポイントを表す図

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同じ3点へ同じ総予算を使っても、各点の単価を変えると、結果ごとの払戻と期待値は変わります。ただし、全ての組を残して単価だけを変えるなら、的中する結果の範囲は変わりません。 本線を厚くすることと、当たりやすくすることを分けて考えましょう。

この記事では、単勝の互いに同時的中しない3頭を仮想例に使い、均等買いと傾斜配分を同じ1200円で比較します。払戻をそろえる計算が目的なら、合成オッズのガイドも参照できます。

目次を開く
  1. 均等買い・傾斜配分・均等払戻を区別する
  2. 同じ3点・1200円で、結果別の払戻を検算する
  3. 単価を変えても、的中条件は増えない
  4. 期待値を比べるには、予測確率の仮定が必要
  5. 確率とオッズが変わった場合も比較しておく
  6. 馬券の配分でよくある疑問

均等買い・傾斜配分・均等払戻を区別する

点数を示す用紙と金額を示す硬貨を別の箱に整理した机
金額と払戻の均等は別。比較の手順・条件を整理。

何をそろえたいのかを先に決める

均等買いは各組を同じ金額にする方法です。傾斜配分は、組によって金額を変える方法。均等払戻は、選んだ組のどれが一つ当たっても払戻を近づけるという、配分の目的の一つです。

低オッズを厚くすることも、予測の根拠が強い組を厚くすることも傾斜配分ですが、目的は同じとは限りません。楽天競馬の投票ガイドでも、同額の配分と配当を均等にする配分は別の操作として説明されています。

配分そろえるもの変わるもの
均等買い各点の単価結果ごとの払戻
傾斜配分総予算などの条件各点の単価と払戻
均等払戻的中時の払戻の目安オッズに応じた単価

同じ3点・1200円で、結果別の払戻を検算する

小型の馬とコースの模型を使って仮想例を比較する机
同じ1200円で結果を比較。仮想例・均等400円ずつ/傾斜600・400・200円。

仮想オッズ5倍・10倍・20倍の比較

同着がなく、選んだ3頭の単勝は同時には当たらないとします。Aが5倍、Bが10倍、Cが20倍。均等は各400円、傾斜はAへ600円、Bへ400円、Cへ200円です。どちらも合計1200円です。

仮想の結果均等・各400円の払戻傾斜・600/400/200円の払戻
Aが1着・5倍2000円3000円
Bが1着・10倍4000円4000円
Cが1着・20倍8000円4000円
3頭とも1着ではない0円0円

払戻は「当たった点の金額×オッズ」で検算しています。傾斜ではAの結果を1000円厚く受ける一方、Cの結果は4000円薄くなります。「厚くしたから全ての結果が良くなる」という関係ではありません。

単価を変えても、的中条件は増えない

決勝線を通る馬の模型と券種を比べる投票用紙
対象を残すなら的中条件は同じ。比較の手順・条件を整理。

買い目を残すことと金額を残すこと

前章ではA・B・Cの3頭を両方の配分で残しています。A・B・Cのどれかが1着なら対象、ほかの馬なら対象外という条件は同じです。配分だけで的中率が上がったとはいえません。

Cを0円へ落とせば、それは単価変更に加えて対象からCを外したことになります。点数を「3点」と数えたままにせず、金額がある実質2点へ変わったと記録します。

複数同時に当たる券種は別の確認が必要

ワイドなどでは、複数の組が同時に的中する結果があります。その場合は結果ごとに払戻を合算します。単勝の3通りをそのまま当てはめず、同時的中を含む結果表を作ります。

点数と金額の違いは買い目の重複と合算でも確認できます。

期待値を比べるには、予測確率の仮定が必要

馬の写真と硬貨を別々の皿に置いた天秤と競馬場
仮の確率で期待払戻を計算。仮想例・A20%/B8%/C3%・予算1200円。

高いオッズの組を厚くすればよいわけではない

仮にA・B・Cの勝つ確率を20%・8%・3%と置きます。ほかの馬が勝つ確率は69%です。この確率は計算用の仮定で、実在馬の予測ではありません。

均等の期待払戻は、2000×0.20+4000×0.08+8000×0.03=960円。傾斜は3000×0.20+4000×0.08+4000×0.03=1040円です。予算1200円に対し、期待差額はそれぞれ-240円と-160円になります。

この仮定では傾斜が80円上ですが、プラスの期待差額にはなっていません。Aの1円当たり期待払戻は5×0.20=1.00、Cは20×0.03=0.60なので、CからAへ200円移した差が200×(1.00-0.60)=80円です。

期待値の基本式は競馬の期待値で確認できます。正しい確率を持たないまま、小数点だけ精密にしても根拠は強くなりません。

確率とオッズが変わった場合も比較しておく

オッズと確認時点
確率の仮定で評価が逆転。仮想例・A12%/B8%/C6%・予算1200円。

配分の評価が逆転する仮定

同じオッズでも、仮の確率をAが12%、Bが8%、Cが6%へ変えると、均等の期待払戻は240+320+480=1040円。傾斜は360+320+240=920円です。今度は均等の方が120円上です。

これは、Aを厚くする結論が確率の仮定に依存することを示します。オッズも変動するため、前に決めた配分を固定したまま、払戻の目安だけ古い値で残さないようにします。

  1. 選ぶ組と、金額を付ける組を確定する。
  2. 総予算を同じにして各配分を並べる。
  3. 結果別の払戻と、同時的中の有無を確認する。
  4. 確率の仮定を変えた場合の期待値も検算する。
  5. 締切前のオッズと100円単位の端数を確認する。

確率の妥当性は予測勝率の校正へ、結果別の赤字の有無はトリガミの確認へつながります。

馬券の配分でよくある疑問

競走の根拠と条件をノートと虫眼鏡で確認する分析机
配分を決める前に検算。区間と条件を分けて確認。
本線を厚くすれば的中率も上がりますか?

同じ組を全て残し、単価だけ変える場合は、的中する結果の範囲は変わりません。変わるのは、結果ごとの払戻と損益の大きさです。

均等払戻にすれば必ず赤字を防げますか?

選択外の結果なら払戻はありません。選択組が当たった場合も、オッズと点数によっては総予算を下回るので、結果表で確認します。

負けた後に厚くして取り戻す方法ですか?

ここで比較しているのは、先に決めた同じ予算内の配分です。過去の負け額を理由に予算を増やす計算とは分けます。

買い目の点数は馬券の点数計算ツール、ほかの確認方法は解説記事一覧へ進めます。点数計算ツールを、予測確率や傾斜配分を自動算出する機能としては扱いません。

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