競馬の期待値とは?計算方法と確率・オッズ・回収率の違いを解説

競馬の期待値を考えるをテーマにした競馬と分析のイメージ

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こんにちは、指数が全てです。「期待値が高い馬を選ぶ」という言葉はよく見かけます。しかし、高いオッズ、指数の上位、過去の高回収率のどれか一つを見つけただけでは、今回の期待値を計算したことにはなりません。

競馬の期待値は、起こり得る払戻を、その結果が起こる確率で重み付けして考える数字です。一つの買い目で払戻倍率が一定と仮定するなら、払戻倍率×的中確率が期待回収倍率になります。確率の根拠とオッズの時点が変われば、計算結果も変わります。

この記事では、期待払戻と期待利益、損益分岐の確率、実際の回収率を計算例で区別します。初心者の方には割合と倍率の読み方から、経験者の方には確率の検証、同じレース内の買い目の関係、過去検証で未来の情報を混ぜない方法まで説明します。

計算例の確率はすべて仮定

本文の10%、20%などは、計算を説明するために置いた数字です。実際の馬の勝率や、当サイトの独自指数から換算した確率ではありません。購入額の例も記録の計算用です。期待値の計算と、確率を正しく推定できることを分けて読みます。

目次

  1. 期待値・期待払戻・期待利益を同じ単位で読む
  2. オッズの逆数は損益分岐であり真の確率ではない
  3. 確率の誤差で期待値がどれだけ変わるかを確かめる
  4. フォーメーション全体の期待値と費用を計算する
  5. 実際の回収率と過去の的中例を正確に読む
  6. 期待値を検証する記録とよくある質問

期待値・期待払戻・期待利益を同じ単位で読む

能力の評価と市場の人気を天秤で比較するイメージ

まず的中する結果と払戻の単位を決める

期待値を考えるときは、何が起こったら的中するのかを先に決めます。単勝なら選んだ馬の1着、三連単なら指定した3頭が指定した着順へ入ることです。馬が好走する確率と、選んだ買い目が的中する確率は、同じ数字とは限りません。

券種の条件は主催者の案内で確認できます。三連複と三連単は必要な結果が異なるため、単勝の勝率をそのままどちらの買い目へも入れることはできません。JRA「馬券の種類」

ここでは、100円で買い、的中すると1,000円の払戻、外れると払戻0円という架空の一つの買い目を考えます。払戻倍率は10倍です。この10倍は、元の100円を含めた払戻の倍率で、利益だけが10倍という意味ではありません。

的中確率を20%と仮定すれば、100円あたりの期待払戻は、1,000円×0.20+0円×0.80=200円です。期待利益は、期待払戻200円から購入額100円を引いた100円になります。

単位を「円」と「倍率」で混ぜずに計算すると意味が明確になります。

この200円は、次の一回で200円戻るという予言ではありません。一回の結果は、仮定した例なら1,000円か0円のいずれかです。起こり得る結果を確率で平均したものが200円で、その一回の実際の払戻とは別です。

的中確率とオッズから期待回収倍率を計算する

的中確率をp、元金を含む払戻倍率をO、購入額をsと置きます。一つの買い目で、的中した場合の払戻倍率がOで固定と仮定するなら、期待払戻はs×p×O、期待利益はs×(p×O−1)です。

p×Oは、購入額に対する期待払戻の倍率です。1.20なら期待回収率は120%、0.80なら80%という表し方になります。期待利益率は、そこから100%を引くので、それぞれ20%とマイナス20%です。回収率と利益率を同じものとして表示しないようにします。

確率20%は0.20として計算します。20×10=200と計算して200倍と読むのは単位の誤りです。百分率の数字をそのまま掛けた場合、200%という結果の表現になるので、どの表し方を使うかを統一してください。

仮定の確率払戻倍率期待回収倍率100円の期待払戻100円の期待利益
20%10倍2.00倍200円100円
10%10倍1.00倍100円0円
8%10倍0.80倍80円−20円
25%4倍1.00倍100円0円

数字を式へ入れることは難しくありません。難しいのは、今回の買い目についてpをどのように求め、Oがいつの数字かを説明することです。確率の根拠がないまま、都合のよい数字を入れれば、どの買い目も高期待値に見せられてしまいます。

一回の的中と長期の平均を区別する

20%という仮定は、同じ条件で5回試せば必ず1回当たるという意味ではありません。独立で同じ確率という仮定をさらに置けば、5回すべて外れる確率は0.8の5乗で約32.8%です。的中する機会の割合と、短い期間の結果を同一視しない例です。

実際の競馬の予想は毎回同じ条件ではありません。距離、相手、馬場、オッズも変わります。すべての購入を同じ確率の繰り返しとして扱えるとは限らず、実績を検証するときにはレースごとの違いも残す必要があります。

計算上の期待値が高くても、結果のばらつきが大きい買い目があります。仮定の的中確率1%・払戻150倍は、期待回収倍率1.5倍ですが、多くの試行では払戻0円になります。20%・10倍の例と、外れる期間の感じ方が同じではありません。

期待値の大きさだけで、自分が理解し管理できる買い方を決めることはできません。点数と総額、的中した場合の払戻、外れた場合の損失を別に確認します。期待利益を、次の一回で使える確定した金額として扱わないことが大切です。

オッズの逆数は損益分岐であり真の確率ではない

競馬指数の意味を評価カードと分析ノートで表したイメージ

何%なら計算上の収支が均衡するかを求める

期待回収倍率p×Oが1になるとき、期待払戻と購入額が同じです。式をpについて解くと、p=1÷Oになります。これが、一つの買い目について、払戻倍率を固定した場合の損益分岐の確率です。

単勝10倍なら1÷10=10%、5倍なら20%、20倍なら5%です。この数値は、その買い目が実際に何%で当たるかを測ったものではありません。「この払戻倍率なら、どれほどの確率が必要か」という計算の基準です。

払戻倍率の仮定損益分岐の確率100円を回収するための計算
2倍50%200円×0.50=100円
4倍25%400円×0.25=100円
5倍20%500円×0.20=100円
10倍10%1,000円×0.10=100円
20倍5%2,000円×0.05=100円
50倍2%5,000円×0.02=100円

高いオッズでは必要な的中確率が低くなりますが、その買い目の実際の的中確率も低いかもしれません。50倍だから有利と結論づけるには、2%より高い確率で的中すると推定できる根拠を確認する必要があります。

複勝やワイドの表示に幅がある場合、その下限と上限の意味も確認します。計算の説明で一つの倍率を置くなら、どの値を使ったかを書きます。表示の幅の中点を、根拠なく確定した払戻倍率として使わないようにします。

単勝人気や指数順位から確率を自動で作らない

単勝人気はオッズの順位を表します。1番人気というだけで勝率が一つに固定されるわけではありません。出走頭数や相手関係、オッズの水準が違うレースの1番人気を、同じ確率として扱うには別の検証が必要です。

指数80を勝率80%、指数順位1位を的中率の保証と読むこともできません。その指数が確率として定義され、独立した結果で確かめられている場合と、能力や適性を比較する点数の場合では、数字の意味が違います。

仮に自分の点数Aが90、Bが80、Cが70だとしても、合計240で割った37.5%、約33.3%、約29.2%が、そのまま各馬の勝率になる根拠はありません。点数を割合へ変える操作と、実際の勝率を推定することは別です。

当サイトの独自指数についても、非公開の計算式や推定確率をここで新しく定義することはしません。配信の評価を読む際は、数字が示す対象と買い目の役割を確認します。期待値の一般式へ、説明されていない指数を百分率として代入しないでください。

上級者が確率モデルを作る場合には、出力の範囲が0から1であるだけでは不十分です。勝つと予測した確率帯の馬が、別の期間で実際にどれほど勝ったかを確認します。計算の形式と、推定の質を二段階で検証します。

オッズを確認した時刻と確定払戻を分ける

予想時点で10倍だったオッズが、締切まで同じとは限りません。仮定の確率12%なら10倍で期待回収倍率1.2倍ですが、8倍なら0.96倍です。確率を変えなくても、払戻倍率の仮定が変われば収支の見立てが変わります。

過去のレースで最終オッズを使って「この時点なら買った」と検証する場合、その最終値を実際の判断時点で知ることができたかを確認します。予想を決めた時刻のオッズと、締切後に確定した数字を同じものとして扱うと、検証が実際より良く見えることがあります。

同着などがある場合には、通常の想定と異なる払戻の扱いがあります。実際の結果の検証は、推定の倍率ではなく主催者の確定した払戻を使います。JRA「同着があった際の払戻」

記録には、予想確定時のオッズ、確認時刻、最終オッズ、確定払戻を別の欄へ入れます。期待値の計算は当時の情報に基づく見立てとして残し、実際の回収率は結果の金額で計算します。両方を残すと、オッズ変化の影響も検証できます。

確率の誤差で期待値がどれだけ変わるかを確かめる

競馬場の距離や馬場と出走馬の位置関係を確認するイメージ

一つの確率ではなく複数の仮定で計算する

実際の的中確率を完全に知ることはできません。自分の推定に誤差があると考えるなら、一つの数値だけで結論を作らず、少し低く見た場合と高く見た場合も計算します。これは確率の根拠を代わりに作る方法ではなく、仮定への依存を確認する方法です。

払戻倍率10倍で、推定を8%、10%、12%、15%へ変えると、期待回収倍率は0.8、1.0、1.2、1.5倍です。12%という推定が少し下へずれるだけで、計算上の期待利益は消えます。見た目の余裕が、確率の精度に依存していることがわかります。

的中確率の仮定8倍なら10倍なら12倍なら
8%0.64倍0.80倍0.96倍
10%0.80倍1.00倍1.20倍
12%0.96倍1.20倍1.44倍
15%1.20倍1.50倍1.80倍

この表では、確率とオッズのどちらの変化でも、期待回収倍率が1をまたぐ場合があります。都合のよい右下だけを見るのでなく、自分がどの範囲を根拠を持って想定できるかを確認します。わからない確率は、わからないまま表の条件として残します。

仮定を低く置けば安全が保証される、というわけでもありません。低く置いた数字そのものに根拠がなければ、実際はさらに低い可能性もあります。感度を確認する表と、確率を推定する手順を混同しないことが大切です。

高配当の少数的中で推定の質を判断しない

仮定の100回の購入で、一度だけ大きな払戻があり、実際の回収率が高くなったとします。その結果は記録できますが、それだけで、100回分の推定確率が適切だったと結論づけることはできません。

結果の金額には、的中の有無と払戻の大きさの両方が影響します。確率を10%と予測した買い目の群で、実際にどれほど的中したかという検証と、回収した総額の検証を分けます。高い回収率と、確率の当てはまりは別の問いです。

同じレースで複数の券種が当たった場合も、それぞれの金額を足すことはできますが、完全に独立したレースが複数成功したわけではありません。元のレースを同じ番号で管理し、どの結果がどの買い目を当てたかを残します。

過去の100万馬券の紹介では、当時の原本と指定買い目を照合すると、その組が配信に含まれていたことを確認できます。しかし、その成功例だけから全配信の的中率や期待値を求めるには、対象全体の記録が足りません。実例紹介と方法の検証は目的が異なります。

確率帯ごとの予測と実績を比較する

確率として予測を残している場合には、同じくらいの確率を付けた対象をまとめ、予測の平均と実際の的中割合を比較できます。たとえば20%前後とした対象の群が、別の期間でどの程度的中したかを見る方法です。

機械学習では、このように予測した確率と観測された割合の関係を確認する方法を、確率の校正という観点で扱います。scikit-learnの公式資料は、確率帯別の比較と、その帯にある対象数の確認を説明しています。

scikit-learn「Probability calibration」

母数が少ない帯は、数回の結果で割合が大きく変わります。20%予測が5件あり、1件的中したから適切と断定することはできません。時期や条件を分けて同じ方向のずれが続くかを確認し、母数も一緒に示します。

上級者がブライアスコアなどを利用する場合も、一つの指標だけで校正が良いと決めません。こうしたスコアには、確率の当てはまりだけでなく、対象を区別する力なども関係します。確率帯の図や母数、別期間の結果を合わせて読みます。

予測の順位が当たることと、20%と表示した数字が20%程度へ対応することは別です。指数で順位を作る方法が役立つ場合でも、その順位から期待値を計算するための確率が得られたかは、別に確かめる必要があります。

フォーメーション全体の期待値と費用を計算する

軸馬のカードと相手のカードをつないだ買い目のイメージ

複数の買い目は購入額を含めて足し合わせる

複数の買い目を組む場合は、一点ごとの期待払戻を足し、全体の購入額と比較します。買い目iの購入額をs_i、的中確率をp_i、払戻倍率をO_iとすると、全体の期待払戻は、すべてのs_i×p_i×O_iの合計です。

全体の期待回収倍率は、その期待払戻の合計を購入額の合計で割ります。各点の購入額が同じなら各点の期待回収倍率の平均になりますが、金額が違うなら単純平均ではありません。多くの金額を置いた買い目ほど、全体への影響が大きくなります。

架空例で、Aを100円・確率20%・10倍、Bを200円・確率10%・5倍とします。Aの期待払戻は200円、Bは100円で、全体は300円です。購入額も300円なので、全体の期待回収倍率は1.0倍になります。

架空の買い目購入額確率の仮定払戻倍率期待払戻
A100円20%10倍200円
B200円10%5倍100円
合計300円各点で異なる各点で異なる300円

Aの期待回収倍率2.0倍とBの0.5倍を単純平均すると1.25倍ですが、それは各点同額の場合の数字です。今回はBへ倍の金額を置いているため、購入額で重み付けした計算が必要です。「本線は高期待値」だけで全体を評価しない理由がわかります。

この計算の足し算には、買い目同士の的中が独立という仮定は必要ありません。一方、全体が当たる確率や、払戻のばらつきを求める場合には、同時的中する関係が影響します。期待払戻の合計と、全体の的中確率は別の計算です。

三連系の確率を各馬の勝率の積で作らない

三連単の買い目A→B→Cについて、Aの勝率、Bの勝率、Cの勝率を掛けても、その着順の確率にはなりません。通常の同着のない結果では一頭しか勝てず、各馬が同じレースで勝つという出来事を独立として扱えないためです。

着順を順に考えるなら、Aが1着の確率、Aが1着という条件でBが2着の確率、AとBがその着順という条件でCが3着の確率が必要です。このように前の結果を条件にした確率を扱うため、単純な勝率三つの積とは違います。

三連複A・B・Cは着順を問わないので、その3頭が上位3頭を占める結果を考えます。通常の同着のない結果なら、A→B→C、A→C→Bなど6通りの着順に対応する確率を足す考え方になります。ただし、各順序の確率を求める根拠が別に必要です。

ワイドでA・Bが的中する確率も、AとBの単勝勝率の積ではありません。両方が対象の着順へ入る組の関係を考える必要があります。一つの馬の評価が高いことと、買い目の組が的中することを分けて扱います。

フォーメーションの点数は、指定された組を数えれば確かめられます。しかし、26点だから確率26%、30点だから30%という関係はありません。各買い目の起こりやすさが違い、組の重なりや着順の条件もあるからです。点数と確率を同じ数字として扱わないでください。

押さえの追加を全体の総額へ戻して検討する

押さえを加えると、買い目の範囲は広がりますが、総額も増えます。追加した組の期待回収倍率が元の全体より低いという仮定なら、全体の期待回収倍率は下がる方向へ動きます。的中する範囲が増えることと、回収の見立てが改善することは同じではありません。

架空例で、元の10点を各100円、合計1,000円とし、各点の期待回収倍率が平均1.2倍なら、期待払戻は1,200円です。平均0.6倍の5点を各100円で追加すると、追加の期待払戻は300円。

全体は1,500円購入に対し1,500円の期待払戻で1.0倍になります。

これは、押さえは常に不要という話ではありません。元と追加の確率の仮定が適切かを含め、どの範囲をどの金額で組んだかを確認する計算例です。押さえという名前だけで、その買い目の役割や費用が自動的に正当化されるわけではありません。

配信の指定に複数の券種がある場合は、三連単、三連複、馬単などを別々に数え、最後に総額を合計します。各100円なら57点は5,700円ですが、一部だけ金額を変えれば総額も変わります。指定点数、実際に選んだ点数、購入額を三つの欄へ分けてください。

同じ軸を使った券種は、軸が外れたときに一緒に外れる場合があります。券種が増えたことだけで、結果の偏りが小さくなったとは言えません。共通する馬、組み合わせ、必要な着順を確認すると、全体がどの結果に依存しているかを理解できます。

実際の回収率と過去の的中例を正確に読む

配信原本とレース結果を並べて買い目を照合するイメージ

回収率は払戻総額を購入総額で割る

実際の回収率は、対象期間の払戻総額÷購入総額×100で計算します。期待値の計算に用いた仮定の確率は、ここでは使いません。結果としていくら購入し、いくら戻ったかを集計する数字です。

架空の二日分で、1日目は1,000円購入・2,000円払戻、2日目は9,000円購入・0円払戻だったとします。全体は10,000円購入・2,000円払戻で20%です。日別の200%と0%を単純平均した100%ではありません。

架空の期間購入総額払戻総額回収率
1日目1,000円2,000円200%
2日目9,000円0円0%
二日合計10,000円2,000円20%

月別やコース別の回収率を合計するときも、割合を平均する前に金額へ戻します。各区分の購入総額が違えば、区分の平均が全体と一致しないことがあります。分子と分母を示すと、集計の意味を確認できます。

返還がある場合には、購入総額に返還分を含めるか、返還対象を除いた金額を分母にするかで数字の意味が変わります。結果記録には元の購入額、返還額、的中の払戻額を別に残し、どの集計方法を採用したかを明記します。期間の途中で方法を変更しないようにします。

京都の実例は指定買い目と100円あたりの払戻で読む

2026年10月10日、京都11R御陵ステークスの【爆穴指数予想】は、◎13番、相手の2列目が2・4・8・10、紐が3・1・5・9・11という配置でした。結果は11→10→4です。

原本と結果を照合した記事に、指定の組と払戻を掲載しています。京都11Rの的中報告

相手と紐の馬連・ワイドの指定には、10−11の馬連29,610円、10−11のワイド6,630円、4−11のワイド2,290円が含まれます。いずれも100円あたりの確定払戻で、三つの合計は38,530円です。

一方、4−10のワイドは相手同士の組なので、この指定には含まれません。◎13を使う馬連・ワイドと三連複も、この結果では的中していません。レースの払戻一覧にある組と、指定に含まれた組を分ける必要があります。

指定の基本買い目全体は、馬連4点、ワイド4点、三連複26点、相手と紐の馬連20点、ワイド20点で74点です。全74点を各100円購入したという仮定なら購入額は7,400円、払戻は38,530円で、この一レースの仮定上の回収率は約520.7%です。

ここで計算した購入額は、実際の会員の購入額を確認した数字ではありません。指定点数へ各100円という条件を置いた計算です。また、一レースの高い回収率から、全配信や現在のメールコースの長期回収率、期待値を示すことはできません。当時のnote配信の実例として読みます。

配信料金を含める計算と馬券だけの計算を分ける

馬券だけの回収率を示すなら、分母は対象の馬券購入額です。サービスの利用にかかった費用も含めた収支を確認したい場合は、同じ期間の配信料金などを別に足します。何を含む数字かを見出しや注記で明示してください。

架空例で、4週間の購入総額が50,000円、払戻総額60,000円なら、馬券だけの回収率は120%、収支は10,000円です。同じ期間の配信料金20,000円を費用へ含めるなら、費用70,000円に対し払戻60,000円で、収支はマイナス10,000円になります。

これは現在のコースの成績例ではなく、費用の範囲を示すための仮定です。対象期間をそろえ、一つの配信を複数の買い方で利用する場合も、料金をどこへ計上したかを明記します。費用の扱いを都合よく変えて数字を良く見せないことが大切です。

当サイトのメールコースは各4週20,000円です。配信方法や対象レースを比較する際には、馬券の総額とサービスの料金を別に管理します。長期利用や受付状況は問い合わせで確認し、未確定の割引額や開始条件を予想で加えません。

高配当例を見るときは、配信名、日付、レース、指定買い目、100円あたりの確定払戻、計算上の総額の条件を一組で確認します。この情報がそろうと、当たった組を確認することと、長期の費用を評価することを混同せずに読めます。

期待値を検証する記録とよくある質問

記録を蓄積し期間をそろえて成績を検証するイメージ

予想確定時の情報を結果と一緒に残す

期待値の計算を検証するなら、的中したレースだけでなく、外れたレースと見送った候補も残します。予想確定時のレース条件、指数の版、推定した確率、オッズ、全買い目、金額を記録し、結果の欄はあとから追加します。

記録項目残す内容防ぎたい取り違え
対象日付・競馬場・レース・券種別レースを混ぜる
予想版確定時刻・使った情報結果後の理由を加える
確率推定値・方法・検証の範囲指数を勝率と読んでしまう
オッズ同時点の値・確認時刻最終値を事前情報へ混ぜる
金額全点と各購入額的中点だけを分母にする
結果着順・確定払戻・返還払戻一覧だけで的中判定

確率を推定していない予想なら、確率欄を無理に埋める必要はありません。指数の順位と買い目の結果を記録し、期待値を数値化していないことを明確にします。「高期待値」という言葉だけを、計算が完了した証拠として扱わないようにします。

見送ったレースの記録は、自分の判断を確認するために使います。ただし、見送った候補の結果を、実際に購入した成績へ混ぜません。検証用の仮想結果と、実際の購入結果を別の区分にして、双方の分母を示します。

未来の情報を混ぜず別期間で確かめる

過去のデータで方法を作り、同じデータで良かったというだけでは、次の期間でも同じように働くかがわかりません。条件や基準を決めた期間と、固定した基準を試す後の期間を分けると、結果を見て条件を選んだ影響を確認できます。

時系列データの検証について、scikit-learnの公式資料は、未来のデータで学習して過去を評価する不適切な分割を避けるための方法を説明しています。競馬の記録でも、判断時点より後の情報を混ぜないという考え方が参考になります。scikit-learn「TimeSeriesSplit」

実際に競馬へ応用する場合は、単に行を日付順で割るだけでなく、同じレースの全出走馬や全買い目を同じ側へまとめます。ある馬の結果が学習側にあり、同じレースの別の馬が検証側にあるような混在を避けるためです。これは本記事で示す記録上の工夫です。

騎手や血統などの集計も、各予想時点までの結果で作ります。年末までの成績を、年初の予想の材料へ入れてはいけません。最終オッズ、確定した馬場の情報、レース後コメントも、いつ公表されたものかを確認して扱います。

ルールを変更した場合は、変更日と変更理由を残し、その後の期間を新しい版として検証します。良くなった条件だけを残すのでなく、比較した案も記録すると、何度も試した中の偶然の成功を見つけやすくなります。

指数と期待値を使う前の確認を習慣にする

最初に、数字が順位なのか、評価点なのか、確率なのかを確認します。次に、券種の的中条件とオッズの時点をそろえます。確率の根拠がある場合は期待回収倍率を計算し、誤差を考えた複数の仮定でも確かめます。

買い目が複数なら、一点ずつの計算を金額で重み付けして全体へまとめます。そのうえで、結果のばらつき、共通する軸、追加した押さえの総額を確認します。期待値の式の結果だけでは見えない、買い方全体の特徴がわかります。

結果の検証では、実際の購入総額と確定払戻へ戻り、配信料金などを含むかを明記します。回収率が高かったこと、推定確率が適切だったこと、次の一回で当たることは別の問いです。それぞれに必要な記録を確認してください。

指数を使って穴馬候補を見つける作業と、買い目の点数を数える作業をつなげることも大切です。関連記事では、指数の見方、三連系の配置、馬連・ワイドの相手と紐を具体例で説明しています。数字の意味と、買う組の意味を合わせて読むと理解を深められます。

期待値は的中確率×オッズで計算できますか?

一つの買い目で、的中時の払戻倍率が一定と仮定するなら、的中確率×払戻倍率が期待回収倍率です。購入額を掛けると期待払戻、そこから購入額を引くと期待利益です。複数の払戻条件がある場合は、各結果を確率で重み付けして計算します。

オッズ10倍なら勝率は10%ですか?

1÷10=10%は、その払戻倍率で期待収支が均衡する確率です。実際の馬の勝率を測った数字ではありません。期待値を求めるには、別に的中確率を推定する根拠が必要です。

指数が高ければ期待値も高くなりますか?

指数が何を評価しているかによります。能力などの評価点を、勝率へそのまま読み替えることはできません。期待値には買い目の的中確率と払戻の条件が必要で、指数の順位と人気の差だけでは数値計算は完了しません。

過去に100万馬券が当たっていれば長期でも高期待値ですか?

原本と指定買い目がそろえば、その実例の的中を確認できます。長期の回収率や確率の推定を検証するには、対象全体の購入額、外れた結果、各時点の予想を含む記録が必要です。少数の成功例だけから長期の数字を求めることはできません。

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対象レースと券種からコースを比較する

各メールコースは4週20,000円。中央は6コース、南関・地方は3コースです。配信内容と受付状況は各案内ページでご確認ください。

執筆:指数が全て。お問い合わせは shisuugasubete@gmail.com。記事の実例は当時の配信名と原本で照合し、説明用の仮定を区別しています。

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