過去最高指数を見つけたら、値の大きさと一緒に「いつ、何走前、どの条件で出たか」を確認します。古い高指数は能力の可能性を探す材料ですが、今回その水準を出せる根拠とは分けて扱います。近走と古いピークが食い違う場合の読み方を、仮想数値で検算します。
最高値と現在の水準は別の情報

最高値は、指定した範囲で最も大きい値です。どの期間を含めるかで変わり、範囲内に突出した一走があれば、その後の走りが違っても同じ値が残ります。まず「過去全体」「近6走」「同じ芝・ダート」など、手元の資料が何を対象にしているかを確認します。
対象の外へ広げて読まない
近6走の最高値が90でも、生涯最高90とは限りません。初ダートなどで比較値がない馬も、能力がゼロという意味にはなりません。指数の欠損値では空欄の扱いを整理しています。
何走前と何日前を両方残す

同じ1走前でも、その走りが2週間前なのか、長期休養前なのかは違います。経過走数はその後に何回走ったか、経過日数は時間がどれほど過ぎたかを表します。片方だけで鮮度を決めません。
例えば比較日を2026年10月26日とした仮想例では、10月12日は14日前、5月1日は178日前。どちらも前走で最高値を記録していれば「1走前」です。178日前だから能力が落ちたと確定するのではなく、休養後の状態や走れる条件の材料が追加で必要になります。
固定した窓で近走とのずれを検算する

次は同じ尺度の仮想指数で、左から古い順です。実在馬や当サイトの配信指数ではありません。
| 候補 | 過去6走・古い順 | 6走最高 | 直近3走平均 |
|---|---|---|---|
| A | 92・75・77・78・80・81 | 92 | 約79.7 |
| B | 78・80・82・84・86・90 | 90 | 約86.7 |
Aは最高値、Bは直近3走平均が上位です。Aの平均は(78+80+81)÷3=79.666…、Bは(84+86+90)÷3=86.666…。この食い違いは誤りではなく、見ている情報が違う結果です。
窓を都合よく動かさない
Aだけ10走、Bだけ3走の最高値を比べると、選べる機会が違います。比較する期間や走数は評価前に決めます。平均と最高値の役割の基本は近走・平均・最高値の比較にまとめています。
古い高指数を残すのは再現条件を説明できるとき

Aが92を出したときだけ楽に先行でき、その後は同型と競って低下したとします。今回同型が減るなら、古い一走を再確認する理由になります。ただし、相手の能力や馬場が変わるため92を再現すると決めません。
逆に92が今回と異なる距離や走路で、近走にも対応する材料がなければ、最高値だけで軸候補へ戻す根拠は弱くなります。「古いから消し」「能力があるから戻る」の二択を避け、今回解消する問題を具体的に書きます。
自動減点を作る前に
30日ごとに何点引く、といった処理は、検証していなければ使いません。記録の古さと能力低下を同じものにせず、今回は未確認という判断も残します。
更新日と記録日を取り違えない

指数表の更新日が今日でも、最高値を出したレースは半年前という場合があります。反対に過去走の評価値が後から修正された資料では、当時見られた値とは異なる可能性があります。発走前の判断を検証するなら、その時点の版を保存します。
記録は「対象範囲/値/レース日/何走前/芝・ダートと距離/今回合う条件/未確認点」の7欄にします。古さを一つの数字へ圧縮するより、再現の根拠と不足が見えます。
よくある疑問と判断の終え方

何走前までなら信用できる?
すべての馬に共通する境界はありません。同じ範囲で比べたうえで、期間中の状態や条件差を確認します。
古い最高値が高い穴馬は買い?
候補を探す入口にはなります。今回その走りへ近づく条件と、近走の低下を説明できるかが次の判断です。
直近平均が高いBを選ぶのが正解?
この例は集計方法の違いを示すだけです。平均を選べば勝てるという検証ではなく、今回条件を照合する必要があります。
学んだ比較手順を、配信内容の確認へ
指数が全ての中央6コースは、各4週20,000円、メール配信です。対象となるレース、券種と配信内容を見本で比較し、ご自身が学びたい内容に合うコースをご確認ください。
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執筆:指数が全て。





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