10月24日発走前の公開見解です。以下の本命と理由、馬場情報、想定ペースは、それぞれ記載した確認時点の内容です。
アルテミスS2026は、前走の上がり順位より「どんな流れで、その脚を使えたか」から比較します。枠順が決まった13頭について、指数の読み方、先行争い、注目馬の評価が変わる条件を整理しました。
10月24日発走前・アルテミスSの本命
◎12番 サトノスプレマシー
左回りの芝1600mを勝ち上がった経験と、田辺裕信騎手の継続騎乗を重視します。前走の新潟芝1600mは1分34秒1、推定上がり3F33秒9で1着。今回は重賞への相手強化ですが、左回りのマイルを経験している点を選定理由としました。東京へのコース替わりと、8枠12番からの運びは課題です。
10月24日、中央重賞コースの実配信最終版と照合して掲載。戦績・枠順・騎手はJRA公式出馬表で確認しています。
30秒で要点
- 10月24日15:45発走、東京芝1600m・確定13頭。午後の公式出馬表は雨・芝稍重。午前の良から馬場発表が変わっています。
- 主シナリオは10番ジーティーキャリーの先行。内の馬が譲らない形も比較。
- 6番リスグロワールの加速、5番シティオブドリームのOP経験を条件付きで評価。
- 本命◎は12番サトノスプレマシー。左回りマイルの勝利と田辺裕信騎手の継続騎乗を重視し、東京替わりと外枠からの運びを課題とします。
目次を開く(6章・詳細見出し)
アルテミスS2026の出馬表と東京マイルの条件

10月24日(土)東京11R・15時45分発走、芝1600m・左回り。2歳牝馬のGⅢで、確定出馬表は13頭、負担重量は全馬55kgです。10月24日14:48にJRAの出馬表を再照合し、掲載の枠・馬番・馬名・斤量・騎手が13頭分一致しました。同日のJRA開催お知らせには、確認時点で東京11Rの取消・除外・騎手変更の掲載はありません。
取消・変更は発走前に改めて確認します。
東京の直線は525.9m。ただし「直線が長いから後方でよい」とは限りません。前が余力を残せば、速い上がりを使っても位置の差が残ります。今回は、先行候補が落ち着くか、途中まで競り合うかを先に分けます。
JRA公式出馬表/JRAのレース・コース紹介。コースの基礎は東京芝1600mの解説で確認できます。
確定13頭の枠・馬番・騎手を開く
枠順付き出馬表
| 枠・馬番 | 馬名 | 騎手(全馬55kg) |
|---|---|---|
| 1枠1番 | タプティ | 小沢大仁 |
| 2枠2番 | マリアンデール | 横山武史 |
| 3枠3番 | ファミーリエ | 吉村誠之助 |
| 4枠4番 | ピコベリー | 津村明秀 |
| 4枠5番 | シティオブドリーム | 横山典弘 |
| 5枠6番 | リスグロワール | 坂井瑠星 |
| 5枠7番 | ホウオウプレマ | 池添謙一 |
| 6枠8番 | ベストプラージュ | 山本政聡 |
| 6枠9番 | プルヴィナル | C.ルメール |
| 7枠10番 | ジーティーキャリー | 西村淳也 |
| 7枠11番 | カナデルペガサス | 今村聖奈 |
| 8枠12番 | サトノスプレマシー | 田辺裕信 |
| 8枠13番 | ローズサルーテ | 小林美駒 |
特別登録の頭数と、出走確定の頭数は別です。今回は枠番・馬番の付いた公式出馬表の13頭を対象にしています。地方所属のベストプラージュも、この表の8番として確認できます。
指数は「能力」と「今回の適合」を分けて読む

指数が高いことと、その力を今回使いやすいことは別です。まず指標の出所・対象レース・尺度をそろえ、次に今回の追走と進路を考えます。異なるサイトの100点評価とJRAのレーティングを、そのまま大小比較してはいけません。
シティオブドリームは、9月19日野路菊Sの公式結果にRt103と表示されています。これは同レースでのJRAの評価であり、「指数が全て」の独自指数ではありません。また、リスグロワールの新馬戦の推定上がり3F32.7秒は所要時間です。
103と32.7は、同じ種類の数字ではありません。
| 比較材料 | 今回の使い方 | 単独では分からないこと |
|---|---|---|
| JRAのRt | 出所と対象レースを明記して能力の参考にする | 今回の隊列・進路 |
| 個別の推定上がり | 道中の流れと位置を添えて読む | 異なる前走間の能力順位 |
| 通過順位・公式ラップ | 追走と加速の条件を比較する | 各馬の全区間の正確な速度 |
ここでは確認できた公式数値を使い、原本のない独自指数の点数・順位・補正値を新しく作りません。資料がない馬を「0点」「低能力」と置くこともしません。
指数を使うときの三つの確認欄
出所・尺度・時点の確認
「誰が、何を評価した数値か」「どのレース時点か」「今回と同じ条件か」を別欄にします。2歳馬はキャリアが浅く、未経験の条件が多いため、一つの高い値だけで適性を確定させないことが大切です。
二重に評価しないためのメモ
速い上がりを評価した指数に、さらに「上がり最速だから加点」と重ねると、同じ材料を二度数える場合があります。指数の仕様が不明なら補正点を足さず、スタート、位置、進路などの条件を文章で添えます。
検証の順序は競馬指数の検証方法へ。数値の見た目より、何を測っているかを先に確かめてください。
公式ラップから比べる、前走の加速と追走負担

リスグロワールとシティオブドリームは、終盤に速くなる流れでの脚が比較材料です。ジーティーキャリーは、先頭で流れを作って押し切った経験を持ちます。上がりの数字だけで三頭を並べると、この役割の違いが消えてしまいます。
| 前走 | レース全体の配分 | 当該馬の位置・推定上がり |
|---|---|---|
| リスグロワール/阪神1800m新馬 | 前半1000m63.4秒、最後600m33.0秒 | 4→4、32.7秒・1着 |
| シティオブドリーム/野路菊S1600m | 前半800m50.0秒、後半800m45.2秒 | 3→3、32.8秒・2着 |
| ジーティーキャリー/中京1600m未勝利 | 前半800m48.4秒、後半800m46.0秒 | 1→1→1、34.4秒・1着 |
| ファミーリエ/中京1400m新馬 | 最初800m47.5秒、最後600m34.5秒 | 4→3、34.1秒・1着 |
| プルヴィナル/中山1800m新馬 | 前半1000m62.4秒、最後600m34.9秒 | 3→4→3→3、34.4秒・1着 |
表の配分は公式200mラップを足したものです。レース全体のラップは各地点の先頭通過で計測され、個々の馬の区間ラップを直接示しません。異なる距離・競馬場・馬場の日の時計を、補正なしで能力順に並べないでください。
足し算と、前走から言える範囲を確認する
リスグロワールは加速戦の脚を示した
9月6日の阪神新馬戦は、最初の1000mが13.1+11.9+12.6+13.0+12.8=63.4秒。終盤600mは11.4+10.7+10.9=33.0秒です。同馬の推定上がり32.7秒と、先頭通過の33.0秒は区別します。
遅い流れから速く動く局面で勝ったことは評価できます。一方、今回の序盤から追走が忙しくなった場合も同じ32.7秒で走れる、という証拠にはなりません。JRA公式結果:9月6日阪神5R。
シティオブドリームはOPでの経験を比較する
野路菊Sの前半800mは13.1+11.7+12.5+12.7=50.0秒、後半は12.2+11.1+10.6+11.3=45.2秒。後半の方が4.8秒速い配分でした。3番手から上がり32.8秒で2着という内容は、前走が2着だからという理由だけで消したくない材料です。
公式の競走中の出来事には、4コーナーで他馬の斜行による被害馬として同馬の馬番1が記載されています。ただし、失った秒数や「不利がなければ勝利」は確定できません。今回も好位を取れるか、加速時に進路を選べるかへ戻して評価します。
1400mの勝ち方と、1600mの余力は別
ファミーリエの新馬戦は12.6+11.3+11.7+11.9=最初800m47.5秒、最後600mは11.7+11.4+11.4=34.5秒。自身は4番手から3番手へ運び、推定上がり34.1秒、2着に0.5秒差で勝っています。
初戦の内容を評価しつつ、延びる200mで折り合いと余力が保てるかを別の課題にします。JRA公式結果:8月23日中京3R。
ジーティーキャリーの前後半800m差は48.4−46.0=2.4秒。自ら先頭を運んだ経験は先行仮説の根拠ですが、競り合う流れへの対応までは断定しません。JRA公式結果:8月8日中京1R。
プルヴィナルは中山1800mで好位から勝利。今回も同じ位置を無理なく取れれば比較しやすい一方、初の東京マイルへの適合は別途確認が必要です。JRA公式結果:9月19日中山5R。
枠順から考える想定ペースと、評価が変わる分岐

主シナリオは、10番ジーティーキャリーが前へ出て、内の先行候補がその後ろへ収まる形です。同馬は前走と東京での新馬戦で、いずれも記載されたコーナーを先頭で通過しています。逃げ候補とする根拠はこの実績であり、今回の逃げを確定するものではありません。
1番タプティは前走2番手、5番シティオブドリームは札幌の新馬戦で逃げ、前走は3番手。9番プルヴィナルにも好位の経験があります。内の馬が位置を譲らず10番が並走する時間が長くなるなら、直線だけの加速戦という見立てを弱めます。
| シナリオ | 変わる条件 | 重視する比較 |
|---|---|---|
| 主:早めに隊列が落ち着く | 10番が前へ、内の候補が控える | 好位の余力、直線での反応と進路 |
| 代替:先行争いが続く | 1番・5番などが譲らず並走 | 追走後にも脚を使えるか。先行馬の消耗 |
| 代替:道中から押し上げる | 前が緩め、外や後ろが早く動く | 加速の開始位置と脚を保つ長さ |
「速くなれば差し馬すべてが有利」とは考えません。後ろの馬自身が追走に脚を使いすぎたり、進路を探して仕掛けが遅れたりする可能性も残ります。
10月24日14:48確認:東京芝は稍重、天候は雨。午前の良から馬場発表が変わりました。朝のクッション値・含水率は測定時刻の記録として残し、午後の含水率とは読み替えません。稍重という区分だけで差し有利と決めず、追走での消耗と、直線で加速できる進路を併せて比べます。
隊列の読み方と、想定を取り下げる条件
枠だけで先行位置を決めない
3番ファミーリエは1400mで好位、7番ホウオウプレマは札幌1800mで先団の経験があります。どちらも必ず逃げたいとまでは言えません。過去の通過順位は、今回の位置の保証ではなく、選べる運び方を考える材料です。
6番リスグロワールも、スタート次第で想定位置が変わります。発馬で後手に回った場合、挽回して前へ付ける負担と、そのまま控えて残る位置差を分けて考えます。根拠のない「何秒出遅れる」といった数値は置きません。
馬場で分岐を変えるとき
午後の確認:雨・芝稍重
10月24日14:48、JRA公式出馬表と開催お知らせを確認。東京11Rの取消・除外・騎手変更の掲載はありません。以下の午前の測定記録とは時点を分けて読みます。
当日午前の確認
10月24日10:54取得
午前の記録は雨・芝良、使用はAコース。JRA東京競馬場の馬場情報では、向正面から正面直線にかけて内柵沿いに傷みがあるとしています。以下は今朝の芝の測定値であり、取得時刻や発走時刻の測定値ではありません。
- クッション値:9.5
10月24日7:00測定 - 含水率・ゴール前:12.7%
10月24日5:00測定 - 含水率・4コーナー:15.5%
10月24日5:00測定
含水率の測定時刻までの当日雨量は0.0mmですが、その後の確認では雨の表示に変わっています。5時の数値を午後まで固定した状態と考えず、発走前の馬場発表を見直します。ゴール前と4コーナーの値の違いも、内外の全走路の差や時計の補正点を直接示すものではありません。前半の芝レースを確認できるまでは、有利な進路を固定せず、流れ・能力差・通った場所を一緒に記録します。
今回の仮説では、1番タプティなどが内の好位を取れても、直線で伸びる場所を選べるかが次の問いになります。外へ持ち出す必要があるなら、位置取りの利点と進路変更の負担を分けて比較します。6番リスグロワールについても、前走の速い末脚に加え、加速できる進路を確保できる条件が必要です。内の傷みだけを理由に内枠全体の評価を下げたり、クッション値を独自指数へ一律加点したりはしません。
注目馬は「買いたい理由」と「評価を下げる条件」を対にする

加速戦の比較には6番リスグロワールと5番シティオブドリーム、位置取りとの両立には9番プルヴィナル、距離延長の確認には3番ファミーリエに注目します。以下は無料展望の比較対象であり、最終本命や相手の印の並びではありません。
| 注目馬 | 評価したい材料 | 評価を慎重にする条件 |
|---|---|---|
| 6番リスグロワール | 阪神1800mの加速戦で勝利、推定上がり32.7秒 | 発馬後の挽回に脚を使う/追走が忙しい |
| 5番シティオブドリーム | 野路菊S2着、好位から速い上がり | 内で進路が開かない/仕掛けが遅れる |
| 9番プルヴィナル | 中山1800mを好位から勝利 | 外から位置を取りに行く負担が大きい |
| 3番ファミーリエ | 中京1400mで好位から0.5秒差勝ち | 延長で力む/終盤の余力が足りない |
前走で示した能力が再現しやすいかを考えると、人気薄という理由だけで穴馬を追加する必要はありません。逆に、着順だけで目立たない馬も、今回その馬の得意な運びができるなら比較に残せます。
その他9頭の材料と未確認の条件
内から中ほどの馬
1番タプティは札幌芝1500mの稍重で2番手から勝利。今回は良馬場の東京になる場合のスピード対応と、内で前へ行くか控えるかが論点です。札幌での時計を東京へ距離比例で換算しません。
2番マリアンデールは新潟新馬3着の推定上がり32.3秒と、阪神1600m未勝利1着の34.1秒を持ちます。異なる流れの上がりを足して評価せず、今回の位置取りと直線へ向く過程を確認します。
4番ピコベリーは新潟1800mを6→6から推定上がり33.8秒で勝利。短縮で追走位置が後ろになりすぎないか、前が止まらない形でも差を詰められるかが課題です。
7番ホウオウプレマは札幌1800mを3→4→3→4から勝利。先団で運べた経験は参考ですが、札幌の35.3秒という推定上がりだけで東京の切れ味不足とは決めません。今回の速い流れや加速への対応は別に確認します。
8番ベストプラージュは盛岡芝1600mの経験があります。東京と盛岡ではコースも条件も違うため、同じ1600mという名前だけで時計比較をしません。JRAの出馬表で確認できる実績と、今回の相手関係を分けて扱います。
外側の馬
10番ジーティーキャリーは隊列の鍵。先頭で自分の流れを作れるなら前走の経験を生かせますが、競り合いが長い場合は同じ評価を維持しません。
11番カナデルペガサスは新潟1400mで7→7から勝利。初戦は53kg、今回は55kgです。距離延長と斤量条件の違いを確認しますが、一律の秒数補正は置きません。
12番サトノスプレマシーは新潟1600m未勝利を5→3、推定上がり33.9秒で勝利。外から無理に位置を取りに行く負担と、控えたときに残る位置差の両方を見ます。
13番ローズサルーテは中山1600mの重馬場を9→9→9から勝利。初戦53kgから55kgへ変わり、東京の馬場も別条件です。道悪実績を良馬場の加速性能へ、そのまま置き換えないことが大切です。
この欄の前走データは枠順確定のJRA公式出馬表に基づきます。未知の条件を減点しすぎず、確認できた内容と今後の課題を分けています。
発走前に確認することと、よくある疑問

発走前展望の主な仮説は「10番の先行に内の候補がどう対応するか、その流れで6番・5番などの加速が届くか」です。午後に芝稍重へ変わったため、良馬場での速い上がりをそのまま再現できる前提は置きません。先行候補の配置に変更はなく、主シナリオは並走が続くかで分けます。競り合いが長引く代替案では、追走後の余力を慎重に比較し、直線で加速できる進路も確認します。稍重だけで外差し有利や消耗戦を確定するものではありません。最終本命◎12番サトノスプレマシーと理由は、当日の中央重賞コースの実配信最終版との照合を終え、この記事の冒頭へ掲載しました。以後は取消・馬場などの変更を確認します。
発走前の確認票
確認する順番
- JRA出馬表の取消・騎手や負担重量の変更を確認する。
- 当日の公式馬場情報と、確認できた前半レースの流れを照合する。
- 先行争いの主シナリオが崩れる材料がないか、各馬の評価条件へ戻る。
- 最終確定原稿との一致が確認できた場合だけ、本命と理由・実際の更新時刻を残す。
この展望では、相手の印・買い目・金額配分は公開しません。発走後に新しい予想を遡って加えることもありません。公式情報の更新がある場合は、同じ記事に段階を分けて反映します。
アルテミスSは登録14頭ではなかったのですか?
特別登録と出走確定は別の段階です。この記事は10月24日14:48に再照合した枠順付きの公式出馬表13頭を掲載しています。以後の取消などはJRAの最新発表を優先してください。
上がり32秒台の馬を順番に選べばよいですか?
前半の流れと位置が違えば、上がりの速さの意味も変わります。前が余力を残す形では届く位置にいるか、競り合う形では追走後にも脚を残せるかを確認します。
JRAのRt103は「指数が全て」の指数ですか?
違います。野路菊Sの公式結果に表示されたJRAの評価です。独自指数や他社の点数と混ぜず、出所と対象レースを示して参考にしています。
枠順が決まれば、ペースも確定しますか?
確定しません。過去の通過順位を根拠に主シナリオと代替シナリオを置きます。発馬、控える判断、馬場、取消によって隊列と負担が変わります。
今週の主役は菊花賞2026の指数・想定ペース展望です。重賞ピックアップ一覧から各レースを、基礎の疑問は解説記事一覧から確認できます。
中央重賞コースの配信内容を確かめる
指数が全ての中央重賞コースは、4週20,000円、メール配信です。無料展望で扱う本命と根拠に加え、実際の配信で何を確認できるかは、現行の案内と配信見本をご覧ください。
相談窓口:shisuugasubete@gmail.com。受付状況は現行案内をご確認ください。
執筆:指数が全て。本命◎と理由は10月24日12:26に公開した内容を保持し、14:48確認の東京芝稍重を追記しました。朝の馬場測定値は測定時刻付きの記録です。想定ペースと評価条件は分析上の仮説です。





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