単回値・複回値の見方|高配当への依存と母数を比較する検算手順

単回値・複回値。数字の偏りを見抜くを表すイメージ。

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単回値・複回値を見るときは、100を超えているかだけでなく、何頭を、どの期間に、同じ条件で数えた値かを確かめます。さらに、最大の払戻を1件除いた場合、前半と後半に分けた場合、同じ馬の繰り返しを分けた場合を比べると、数字の支え方が見えてきます。

この記事では、独自に作成した仮想台帳を使い、回収値の計算から高配当への依存、条件の後付けまでを検算します。実在の予想サービスや当サイトの配信成績を示す数値ではありません。読後に「この数字なら買える」と飛躍するのでなく、次に何を確認すれば評価を進められるかが分かる手順を目指します。

目次

  1. 単回値・複回値は何を数える数字か
  2. 同じ単回値120でも中身はどう違うか
  3. 母数・期間・同一馬の偏りを分解する
  4. 条件の後付けと買い方の違いを点検する
  5. 自分で再計算できる検証台帳を作る
  6. 回収値を読む実践手順とよくある質問

単回値・複回値は何を数える数字か

回収値は金額から計算する。対象20件を各100円:仮想購入額は2,000円。確定払戻を合計:外れも0円の行として残す。2,400円 ÷ 2,000円 × 100:回収率120%・単回値120。途中オッズと確定払戻を混ぜない。すべて仮想例。
独自制作の説明図。本文の仮想例を図示しています。

まず「100円ずつ」の比較条件をそろえる

単回値は、対象馬の単勝を1出走につき100円ずつ購入したと仮定した回収の値として使われます。複回値は、同じ考え方で複勝の確定払戻を集計したものです。ただし表示元により除外や丸め方が異なる可能性があるため、見出しの名称だけで同じ集計と判断しません。

この本文では「100円当たりの確定払戻合計÷対象となる購入件数」を回収値と呼びます。20件なら仮想購入額は2,000円。払戻合計が2,400円なら単回値は120、回収率の表記なら120%です。値が120だから1件ごとに120円戻ったわけではなく、当たりと外れを全部合わせた平均です。

計算式を金額から書けば、2,400円÷2,000円×100=120%となります。外れの行は払戻0円として残します。的中した4件だけで2,400円を割ると600になり、購入対象20件という土台が消えます。払戻の平均と、全購入に対する回収の値を区別しましょう。

JRAの最終オッズは概算の払戻倍率で、同着などの結果により実際の払戻と異なる場合があります。過去の回収値を検算する際は、表示途中のオッズではなく、JRA「馬券のルール」の確定払戻に関する説明を踏まえて公式の払戻金を使います。地方競馬についても、主催者の確定払戻を照合します。

勝率・複勝率と並べて意味を分ける

勝率は勝った回数の割合、回収値は投じた金額に対する払戻の大きさを表します。20頭中4頭が勝てば勝率20%ですが、その4頭の払戻が各200円なら合計800円、単回値40です。勝率を確認しただけでは、どの価格で購入したことになるかが分かりません。

逆に20頭中1頭だけが勝ち、その払戻が3,000円なら勝率5%、単回値150です。少ない的中で大きく戻す形です。この2つを「勝率が低いから悪い」「単回値が高いから優秀」と一語で片付けず、的中頻度と払戻分布を別々に読みます。

複回値でも同じです。20頭中8頭が対象着順に入り、複勝の確定払戻合計が1,900円なら複回値95です。馬券内に来る頻度が高くても、一律購入では購入額に届いていません。また、単勝と複勝を両方買った成績は、単回値と複回値を足すだけでは求まりません。

確認する数字答える質問それだけでは分からないこと
勝率対象のうち何頭が1着か購入額に対していくら戻ったか
複勝対象への的中率何頭がその券種の対象着順に入ったか払戻の大きさや連続した外れ
単回値一律の単勝購入で平均いくら戻ったかどの1件に依存していたか
複回値一律の複勝購入で平均いくら戻ったか資金配分を変えた場合の実収支

単勝と複勝の合算を検算する

仮に20頭について単勝100円と複勝100円を毎回購入し、単勝払戻2,400円、複勝払戻1,900円だったとします。総購入額4,000円に対し払戻4,300円なので、合算回収率は107.5%です。120+95=215%でも、片方だけの120%でもありません。

各券種の投資額が同じなら、回収率の平均である(120+95)÷2=107.5%でも一致します。単勝100円、複勝300円なら投資額の比率が変わり、(120×1+95×3)÷4=101.25%です。表示された単回値だけで、自分の購入法の結果を想像しないことが最初の確認になります。

同じ単回値120でも中身はどう違うか

同じ120でも、数字の支え方が違う。A群・20件:最大1件75%:2的中・払戻2,400円
最大払戻1,800円。B群・20件:最大1件29.2%:4的中・払戻2,400円
最大払戻700円。最大1件の構成比=最大払戻÷総払戻。将来の優劣を保証しない仮想比較。
独自制作の説明図。本文の仮想例を図示しています。

高配当1件型と複数的中型の台帳を作る

ここからは、どちらも20件を各100円ずつ購入した仮想例です。A群は2件が的中し、その確定払戻を1,800円と600円に設定します。B群は4件が的中し、確定払戻は700円、650円、550円、500円とします。どちらも合計2,400円で単回値120になります。

A群の勝率は2÷20=10%、B群は4÷20=20%。最大払戻が総払戻に占める割合は、A群が1,800÷2,400=75%、B群は700÷2,400で約29.2%です。最終的な回収値は同じでも、その数字を支える的中の集まり方は大きく異なります。

この比較だけでB群が将来も安定すると保証することはできません。B群の4件が同じ開催日に固まっていれば、時期の偏りがあるかもしれません。A群の高配当も実際に発生した正当な結果なら、なかったことにはできません。見るべきなのは、過去の利益がどの結果に集中したかです。

仮想群対象件数的中件数払戻合計単回値最大1件の構成比
A群2022,400円12075.0%
B群2042,400円120約29.2%

最大払戻を除く感度確認には二つの方法がある

「最大の当たりがなかったら」を調べるとき、対象の行ごと除くのか、その行の払戻だけ0円に変えるのかで計算が違います。A群で1,800円の行を丸ごと除けば、残る19件の購入額1,900円、払戻600円、回収率は約31.6%です。

一方、その的中が外れていた仮定なら、購入20件は残り、600÷2,000×100=30%です。前者は「最大の1観測を除いた集計」、後者は「同じ購入をして最大の的中を逃した仮定」です。混ぜると、検算結果を読者が再現できません。

B群の最大700円の行を除くと、19件で払戻1,700円、回収率約89.5%です。最大の払戻を0円にする仮定では85%となります。A群との差から言えるのは、この仮想データではA群の値が最大1件に強く左右されるということまでです。

最大的中を除く計算は、結果の訂正ではありません

公式の確定払戻を勝手に変更する目的ではなく、集計の敏感さを点検する補助計算です。元の全件成績を必ず残し、「最大の1行を除外した参考計算」など、どの操作をした値かを併記します。

高配当を狙う目的と評価方法を合わせる

穴馬を選ぶ方法では、少数の高配当が回収の大きな部分を占めること自体は不自然ではありません。しかし、当たりが少ないほど、観察した期間の長さや外れの並びが読み手にとって重要になります。20件のうち2件だけ当たった結果から、次の20件の的中回数を固定することはできません。

高配当の1件が事前条件に該当していたかも確認します。たとえば、結果を見てから「この馬だけは特別」と追加した場合、その集計は最初に決めた条件の成績ではありません。事前の対象リスト、結果確認後の払戻台帳、集計条件を対応させて初めて検証できます。

人気薄を買う理由を整理したい場合は、穴馬予想の基礎記事と併せて、条件と価格を分けて考えてください。回収値は過去の集計結果であり、個々の馬の能力指数とは別の数字です。

母数・期間・同一馬の偏りを分解する

期間の単純平均と通算は違う。前半10件:200:購入1,000円・払戻2,000円。後半30件:80:購入3,000円・払戻2,400円。通算40件:110:購入4,000円・払戻4,400円。(200+80)÷2=140%ではない。金額を合計してから率を出す。仮想例。
独自制作の説明図。本文の仮想例を図示しています。

20件の130と200件の105を単純に順位付けしない

20件で回収率130%なら、購入額2,000円、払戻2,600円です。200件で105%なら、購入額20,000円、払戻21,000円です。率では前者が高く、件数は後者が多い。この情報だけでどちらの条件が次も優れるかは決まりません。

20件の内訳が1件の2,600円と19件の外れなら、高配当1件の有無で結論が大きく動きます。200件の内訳も分からなければ、同じ問題が残ります。件数は確認の入口であり、大きい数字なら無条件に十分という線引きではありません。

対象が似ているかも大切です。新馬と古馬、中央と地方、単勝と複勝をまとめた200件を、特定競馬場の同じ条件20件と直接比べると、何を評価しているかが変わります。件数を増やすために別条件を足すより、対象を絞った理由と広げた場合の差を見える形にします。

全体の値は、期間別の値を単純平均しない

仮想例として前半10件の単回値200、後半30件の単回値80を考えます。前半購入額1,000円に対して払戻2,000円、後半購入額3,000円に対して払戻2,400円です。全体では40件、購入額4,000円、払戻4,400円で単回値110になります。

(200+80)÷2=140という計算は、件数の違いを無視しています。一律100円購入なら、(200×10+80×30)÷40=110と重みを付けます。サイトや資料の月別回収率を見比べるときも、月の投資額や対象件数が違えば、率だけの平均では通算を求められません。

期間の仮想例件数購入額払戻額回収率
前半101,000円2,000円200%
後半303,000円2,400円80%
全体404,000円4,400円110%

前半と後半の境目は、成績を見て都合よく選ばず、月や開催など事前に説明できる単位にします。大きな的中を含む週だけを切り出すと、その週の実績としては正しくても、長期的な特徴を示す資料にはなりません。全期間と区切った期間を両方残すのが実用的です。

延べ出走数と馬の頭数を分ける

同じ馬が6回対象になった場合、延べ出走数は6件ですが、馬の数は1頭です。仮に対象30件のうち12件が同じ2頭で占められていれば、その2頭の得意条件や活動時期が集計に強く反映されます。30件だから30種類の独立した適性を確かめたとは言えません。

台帳には競走日・開催場・レース番号・馬名を持たせ、重複する出走と別レースの再登場を区別します。同じレースの同じ馬が二つの条件に当てはまっても、「全対象」の集計では2頭として数えません。一方、条件別比較では両群に入ることがあるため、群同士が重複している旨を残します。

馬ごとに集計を分けると、「特定の馬の好走を拾う条件」なのか「複数の馬で共通して見える条件」なのかを調べやすくなります。どちらも使い道はありますが、次に未知の馬へ当てはめるときの根拠の幅は違います。集計の見栄えより、この適用範囲を確認しましょう。

人気構成が違う二つの群を、同じ割合で比べ直す

もう一歩踏み込むなら、集計群の中身の違いを確認します。仮想のA条件は低オッズ群10件・単回値90、高オッズ群10件・単回値130とします。B条件は低オッズ群30件・単回値95、高オッズ群10件・単回値135とします。

A条件の全体は(90×10+130×10)÷20=110。B条件は(95×30+135×10)÷40=105です。全体だけならAが上ですが、低オッズ群でも高オッズ群でもBの回収値が5高い設定になっています。Bは回収値の低い群の件数が多いため、全体の値が下がっています。

ここで低オッズ群と高オッズ群を半分ずつにそろえる参考比較なら、Aは110、Bは(95+135)÷2=115です。ただし115はBの実際の全件成績ではなく、群の比率をそろえた比較値です。元のBの実績105を115へ書き換えてはいけません。

この例は、高い全体値の条件が、各条件内でも一貫して優れるとは限らないことを示します。人気帯、クラス、場などの構成が違う資料を比べるとき、全体の順位だけを結論にしない理由になります。区分の境界も、成績を見て変更せず先に固定してください。

仮想条件低オッズ群の件数・値高オッズ群の件数・値全件の値
A10件・9010件・130110
B30件・9510件・135105

条件の後付けと買い方の違いを点検する

同じ3頭でも購入額で結果は変わる。仮想配分:購入額:払戻・回収率。各100円:300円:600円・200%。500・500・100円:1,100円:600円・54.5%。確定払戻は0円・0円・600円/100円と設定。実際の購入記録ではありません。
独自制作の説明図。本文の仮想例を図示しています。

多くの条件を試した後の最高値には注意する

競馬場、距離、枠、人気、斤量、前走の位置取りを細かく分けると、多数の集計表が作れます。その中で一番高かった単回値だけを取り上げても、なぜその区切りを採用したのかが分からなければ、次のレースへの判断材料は増えません。

たとえば10通りの条件を試して、そのうち1通りが回収率180%だったとします。残り9通りや試した順番を隠せば、その条件が最初から有望だったように見えます。しかし、同じ過去データの中で当たりを探した結果であり、まだ使っていない期間でも同じ傾向があるかは別の確認です。

実用的なのは、先に「右回りで位置取りが改善する馬」など理由を言葉にし、対象期間と条件を固定する方法です。集計後に境界を変更したら、変更前の値も保存します。条件の修正が悪いのではなく、修正に使ったデータと、その後の確認用データを分けないことが問題になります。

学習に使った期間と確認期間を分ける

ここでいう学習はAIに限りません。人が過去の表を見て狙いを考えることも含みます。仮に4月から6月の記録を見て条件を決めたなら、7月以降に条件を変えず対象を記録することで、後付けではない確認を始められます。

このとき7月の途中で好成績の枠だけ残すと、再び条件探しの期間になります。新しい条件として扱い、いつ変えたかを残してください。確認期間が短い段階で成否を決めず、対象が発生しない日や見送った理由も、結果の外側で記録します。

条件が外れた馬も公式結果から追えるようにしておくと、除外判断の影響を調べられます。ただし、除外した馬が後から勝ったからといって、当初の購入実績へ追加してはいけません。採用条件の成績と、除外条件を見直す分析は別々の台帳にします。

一律100円の値を資金配分後の実績に置き換えない

単回値120という条件で、すべて同額購入していなければ、実際の回収率は120%とは限りません。仮想例として3件の確定払戻を0円、0円、600円とすると、一律100円では購入300円、払戻600円で200%です。

ところが最初の2件に各500円、最後の1件に100円を投じると、購入1,100円、払戻600円で約54.5%です。同じ3頭を選んでも、購入額によって結果は変わります。「買い方を変えれば良くなる」と逆向きに結論を作ることもできません。事前に決めた配分の記録が必要です。

複数頭を同じレースで選ぶ場合は、馬単位の回収値に加え、レース単位の購入総額も確認します。候補を2頭から4頭へ増やしたら、的中を拾う範囲と支出が同時に変わります。対象を増やす効果を、的中件数だけで評価しないようにしましょう。

外れの並びを残すと、必要な予算が具体的になる

同じ20件で4件的中した結果でも、1・6・11・16件目に当たりがあった台帳と、17・18・19・20件目に集中した台帳では、途中の負担が違います。後者では最初の16件を各100円で購入すると、1,600円が戻らない状態を経ています。

最初の例では16件目までに4回の的中を経験しますが、後者では16件目の終了時点で0回です。最後まで集計した単回値だけを表示すると、この違いは消えます。最大連敗数、期間中の累積購入額と累積払戻額の差を併記すれば、読み手が参加の負担を考えやすくなります。

ただし過去の最大連敗が16だったから、次も16まで耐えればよいという保証はありません。ここで行うのは、観察した期間に必要だった支出を具体化することです。過去の回復パターンを理由に購入額を増やす計画へ置き換えないようにします。

候補条件を比較する段階では、結果の順番を保った台帳を保存しましょう。的中行を上に並べ替えた表だけでは、外れが続いた期間を再現できません。成績の要約表と時系列の原票が両方あれば、同じ数字を別の視点から確認できます。

当日のオッズ条件は事前に判定できたか

「単勝10倍以上の対象馬だけ」という条件を作った場合、その10倍がどの時点の値かを決めます。確定オッズで集計した過去の傾向と、発走前のある時点で10倍以上だった馬を実際に選ぶ方法は、完全には同じ対象になりません。

仮に確認時点で10.4倍だった馬が最終的に9.8倍になった場合、確定オッズ条件の過去集計では除外されても、事前のルールなら購入対象になり得ます。逆方向の変化もあります。これは売れ方による対象の入れ替わりであり、どちらかの集計を都合よく採る問題ではありません。

本番の選定記録には確認時点とその時点の条件を残し、結果検証の払戻には確定値を使います。事前の採用条件と確定後の集計条件を並べると、対象が入れ替わる理由を確認できます。実際の購入前に再現できるルールになっているかを確認するためです。

自分で再計算できる検証台帳を作る

返還は的中の払戻と分ける。受付時2,000円 − 返還200円:有効購入額は1,800円。確定払戻2,160円 ÷ 1,800円:回収率120%。2,160円 + 200円 − 2,000円:現金の差引も360円で一致。返還を払戻へ足したまま有効購入額で割らない。本文の仮想例。
独自制作の説明図。本文の仮想例を図示しています。

最低限残す列と一意のキー

台帳には、競走日、主催者、競馬場、レース番号、馬名または馬番、採用条件、券種、購入想定額、確定払戻、出典URLを残します。日付と場とレース番号と馬番を組み合わせれば、同じ出走の二重計上を見つけやすくなります。

「指数上位」という条件を使うなら、何位までか、同順位がある場合どうするか、取消馬が出た場合に繰り上げるかを先に決めます。結果の良かった日だけ上位3頭、悪かった日だけ上位1頭と扱うと、同じ条件の回収値ではなくなります。

指数の値と購入時のオッズは、確認した時点も記録します。過去の確定払戻は結果の計算に使い、購入前に確認できた情報と混ぜません。当サイトの実際の指数や配信判断をこの仮想台帳へ転記したものではないため、本文中の例を実績として引用しないでください。

台帳の列記録の目的誤りの例
出走キー同じ対象を一度だけ数える条件を二つ満たした馬を二重計上
採用時点と条件後付けを区別する結果を見てから対象を追加
券種と金額分母の購入額を確定する単勝と複勝の支出を片方だけ計上
確定払戻実際の結果に合わせる途中オッズの上限で計算
返還・除外区分出走と購入有効額を分ける取消を外れまたは的中として扱う

返還がある場合は有効購入額を先に出す

仮に20件を各100円で購入し、そのうち2件が全額返還なら、受付時の金額は2,000円でも、有効購入額は1,800円です。確定払戻が2,160円なら、有効購入額に対する回収率は120%になります。返還200円は的中の払戻とは別欄に置きます。

現金の出入りを確かめるなら、戻った金額は2,160+200=2,360円、差引は2,360-2,000=360円です。有効購入額での差引2,160-1,800=360円とも一致します。返還を払戻合計に足したまま有効購入額で割ると、二重に有利な計算になってしまいます。

集計元が返還をどう扱っているかは必ず確認してください。馬の延べ出走数を分母にする統計と、実際の有効購入額を分母にする購入台帳が常に同じ形になるとは限りません。複勝の発売条件を満たさない競走を、複回値の外れとして入れるのも避けます。

検算は合計から行ごとへ戻る

まず件数×100円が購入額と一致するか、券種別の払戻合計が元の行と一致するかを見ます。次に最大の払戻、0円の行、取消の行を個別に確認します。最後に期間別の金額を足し、全体の購入額と払戻額に戻るかを検算します。

表計算ソフトで小数を丸める場合は、途中の月別回収率を丸めてから通算を作らず、元の金額合計から最後に率を求めます。表示は小数第1位などにそろえ、端数処理を説明すれば読みやすくなります。100円単位の公式払戻を使う限り、元の金額は整数で保存できます。

候補を複数の馬券へ展開する際は、馬券の点数計算ツールで点数と組み合わせを確認できます。このツールは回収値の検証データを自動取得するものではありません。単勝・複勝の一律購入台帳は、この記事の列に沿って別途作成します。

「比較できる資料か」を短い評価票にする

資料を探す際は、対象条件が明記されているか、期間が分かるか、対象件数があるか、払戻の出典に戻れるか、集計の途中変更が説明されているかを確認します。五つの項目は的中の予測点数ではなく、数字を再現できるかを確かめるための確認項目です。

たとえば「回収率180%」だけの画像なら、金額・期間・母数が分からず再計算できません。「4月の対象20件、各100円、購入2,000円、確定払戻3,600円、対象リストあり」なら180%は検算できます。それでも翌月に続くかは別問題ですが、過去の値の確認可能性は大きく違います。

比較資料に不足があったら、読者としては元表や集計条件を確認し、不明な欄は未確認のまま扱います。情報量が少ないことから不正だと決め付ける必要もありません。確認できた範囲を揃えることで、数字の大小と説明の十分さを混同せずに選べます。

回収値を読む実践手順とよくある質問

高い数字を見た後の確認順。対象・期間・件数:何を何件数えたか。元の金額と最大1件:計算を再現し、集中を確認。別期間・条件の共通点:次に適用できる範囲を考える。回収値の大小と、資料の確認可能性を別に評価する。
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数字を見る順番を固定する

最初に対象条件と集計期間を読み、次に件数・購入額・払戻額を確認します。その後で単回値・複回値を計算し、最大1件の構成比、期間別、馬別へ分解します。最後に、今のレースが過去の対象と同じ範囲にあるかを考えます。この順番なら、最初の高い数字に判断を引っ張られにくくなります。

一つの資料だけで元の行を確認できない場合、分からない部分は「0」ではなく未確認として残します。対象件数が書かれていない回収値を、件数の分かる別資料と同列に比較しないでください。元データへ戻れるかどうかも、情報源を選ぶ際の判断材料です。

具体的な評価メモは「単回値120、20件、最大の1件が払戻の75%、後半の確認期間は未確認」と書けます。これは単に「おすすめ」と言うより、次に期間分割や別時期の確認をすべきことが明確です。長期的に使う条件ほど、この未確認項目を小さくしていきます。

  • 対象条件・期間・件数を先に読む。
  • 元の購入額と確定払戻から再計算する。
  • 最大1件、期間別、馬別の偏りを確認する。
  • 今のレースに適用できる条件かを考える。

購入へ進む前に費用を分けて考える

過去の一律100円成績に、情報料や通信費などが含まれていなければ、それは馬券部分だけの回収です。仮にある月の購入額10,000円、払戻11,000円なら馬券差引は1,000円ですが、別途情報料を支払った場合の総支出は別に計算します。ここでの金額は費用構造を説明する仮想例です。

同じ情報料を複数のレースに割り振る場合、対象件数で割るか、月全体の費用として扱うかを統一します。情報料を払ったから取り返す必要があると考えて購入件数を増やすと、当初の対象条件から外れやすくなります。分析に使う費用と、実際に参加できる予算を分けて決めましょう。

コースを比較する際は、成績の一つの数字に加え、対象レース・配信形式・点数・費用を確認できます。配信見本で内容を見てから、必要な情報が含まれるかを判断する流れが自然です。学びたい項目が明確なら、比較すべき条件も絞れます。

単回値が100を超えた条件は、そのまま買ってよいですか?

過去の一律購入で100を超えたことは確認できますが、次の結果は決まりません。件数、最大払戻への依存、条件を決めた時点、別期間での確認、現在のレースとの共通点を確かめます。数字だけで購入を決めるのではなく、適用できる範囲を説明できるかが大切です。

単回値は高いのに複回値が低い場合は何を見ますか?

勝ち切った少数の高配当と、2・3着の拾い方が異なる可能性があります。単勝と複勝それぞれの的中行、払戻分布、対象件数を確認します。単勝向きと断定する前に、1頭や1開催の結果へ偏っていないかを調べてください。

最大の的中を除くと100を下回る条件は無価値ですか?

その計算だけで無価値とは決まりません。高配当を狙う方法なら大きな的中が重要な役割を持ちます。全件成績を正しく残し、最大1件への依存度や外れの期間を併記すれば、方法の特徴と利用する際の負担を具体的に評価できます。

何件あれば十分と考えればよいですか?

一律の必要件数は決められません。的中頻度、払戻のばらつき、同じ馬の繰り返し、比較する条件の細かさによって、確かめられる範囲が変わります。件数を明記したうえで、期間を分けても説明が保たれるかを継続して確認します。

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指数そのものの役割から整理したい方は競馬指数の見方へ、複数条件を使う検証の手順は指数の検証方法へ進んでください。今回の回収値の台帳を、候補選びと記録の橋渡しとして使えます。攻略・解説記事一覧から、今の疑問に合うテーマも選べます。

学んだ比較手順を、配信内容の確認へ

指数が全ての中央6コースは、各4週20,000円、メール配信です。対象となるレース、券種と配信内容を見本で比較し、ご自身が学びたい内容に合うコースをご確認ください。

相談窓口:shisuugasubete@gmail.com。料金や受付状況は現行の案内をご確認ください。

執筆:指数が全て。本文の図は独自制作の説明図です。本文の仮想例は、実際の配信・購入・的中成績を示すものではありません。

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