京都ダート1800mを予想するときは、先行できるかに加え、その位置を取るまでの負担と、三コーナーの丘を越えた後の反応を比較します。高い指数を持つ馬でも、砂を被る位置や仕掛けが変わると、前走と同じ走りを再現できるとは限りません。
この記事では、コースの形、三段階の仮想ラップ、指数の比較台帳、枠順と砂、買い目の役割、結果後の点検までを一つの手順にします。登場する馬や評価点、時計は計算用の仮想例です。実際の出走馬や配信指数、的中成績を示すものではありません。
予想前の要点
最初の位置取り、向正面の余力、丘での反応、下りから直線の持続を分けます。最後の上がりが速いという一点で決めず、そこまでに脚を残せた条件が今回もあるかを確かめましょう。
目次
京都ダート1800mのコースを、四つの確認区間へ分ける

一周の大きさと直線の長さは別の情報
京都ダートは右回りで、一周1607.6m、直線329.1m、高低差3.0mです。基礎値と平面図はJRA京都競馬場のコース紹介で確認できます。1800mは正面スタンド前から出て、一・二・三・四コーナーを通る設定です。
大きな競馬場だから最後に十分な差し時間がある、と考えるのは早計です。一周の距離と、四コーナーを回ってから残る距離は別です。直線で伸びる馬を探す場合にも、直線へ入る時点の位置、進路、反応を一緒に確認します。
四つのコーナーを回るため、途中での位置の上げ下げも負担へ関わります。最初に前へ行き、向正面で下げ、三コーナーでもう一度外から上がった馬と、好位で同じリズムを保った馬の総時計を、そのまま同じ内容と扱うことはできません。
ダートにもある丘を、芝の外回りと混ぜない
京都のダートにも三コーナー付近の丘があります。そこから四コーナーへ下り、平坦な直線へ向く構成です。ただし芝の外回りの高低差や直線距離を、そのままダート1800mの説明に用いないでください。異なる走路の数値を混ぜると、想定する負担も変わってしまいます。
下りで勢いが付くとしても、全馬が同じように加速できるわけではありません。前との距離を保てるか、コーナーで外へ膨らむか、手前や走るリズムが変わるかなど、個体の対応を見ます。下りだから自動的に伸びるという読み方は避けます。
また、直線が平坦でも砂を走る負荷がなくなるわけではありません。「坂がないからパワーはいらない」と単純化せず、砂を被ったときの反応、速い流れを追走した後の持続、馬場が違うときの走りをそれぞれ比較します。
序盤・道中・丘・直線の四欄を作る
初めて見る馬は、映像を一度で全部評価しようとせず、確認欄を四つに絞ります。序盤は発馬と一コーナーへの入り、道中は手綱と砂、丘は反応と進路、直線は脚色の維持です。それぞれの欄に事実と推測を分けて書きます。
| 区間 | 映像で見たい事実 | 予想で残す問い |
|---|---|---|
| 発馬から一コーナー | 押している時間、内外の並び | 今回も同じ負担で位置を取れるか |
| 一・二コーナーから向正面 | 砂を被る場面、前との間隔 | 落ち着いて脚を残せるか |
| 丘の前後から四コーナー | 反応開始、外へ出す時点 | 加速に付いていけるか |
| 平坦な直線 | 前との差と脚色の変化 | 位置を保つのか、差を詰めるのか |
三コーナーで順位を上げた馬でも、実際に加速したのか前の馬が減速したのかは映像とラップの両方で考えます。通過順位が五番手から三番手になったという情報だけで、「捲る能力が高い」と決めないようにしましょう。
改修前後を集計するときは、形以外の条件も残す
JRAは、2020年秋から2023年春に行われた改修工事でコース形状の大規模な変更はないと説明しています。だからといって、異なる年の砂や馬場、出走条件が全て同じとは限りません。長期の統計を見る場合には、期間と条件を確認します。
自分で成績を集計するなら、開催年、クラス、頭数、馬場、斤量条件を先に固定します。その後に先行馬や枠の成績を比べます。一部の好走だけを拾い、今年も同じ有利不利が続くと結論づける方法は避けてください。数字を使わず、確認項目だけで候補を比べることもできます。
三つの仮想ラップから、逃げ・先行・差しの負担を比べる

1800mを600mずつに分けて全体像をつかむ
以下は前半600m、中盤600m、終盤600mに分けた仮想ラップです。いずれも合計110.0秒、1分50秒0となるように作っています。京都ダート1800mの標準時計や平均値を表すものではありません。総時計が同じとき、負荷の場所がどう変わるかを見るための材料です。
| 仮想ケース | 前半600m | 中盤600m | 終盤600m | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| A・道中に緩み | 36.5秒 | 38.0秒 | 35.5秒 | 110.0秒 |
| B・途中も流れる | 36.0秒 | 36.8秒 | 37.2秒 | 110.0秒 |
| C・序盤の競り合い | 34.8秒 | 37.0秒 | 38.2秒 | 110.0秒 |
公表されるレースラップと各馬の個別ラップは同じではありません。例えば後方の馬は前半600mの通過時点で先頭より遅れており、レースの前半値をその馬の時計として扱うことはできません。数値を各馬の走りへ重ねるときは、その位置を別に書きます。
Aでは、三コーナーまでに加速の準備ができているか
Aのように中盤が緩んで終盤が速くなる型では、前で脚を残した馬が加速に対応できるかが焦点になります。後ろから長く脚を使う馬は、反応してから進路を変える時間が必要かもしれません。上がりの速さに加え、動き出しの遅れを確認します。
仮に四コーナーで前の馬から0.6秒後ろにいる候補が、残りの直線を前の馬より0.4秒速く走っても、0.2秒は残ります。これは0.6-0.4=0.2という差の例で、329.1mの個別タイムを実測したものではありません。
どれだけ速いかだけでなく、どこから差を詰めるかが必要だと分かります。
前走で終盤が速かった先行馬も、今回同型が増えてCになるなら、同じ余力で加速するとは限りません。数字を出した型を横へ書き、今回の想定と一致するかを先に確認しましょう。レース全体の型はラップタイムの読み分けにも整理しています。
Bは中盤の追走で脚を使わされていないかを見る
Bでは序盤だけでなく中盤も一定の速さで流れる想定です。道中で息を入れられず、丘へ向かう前から手が動いている馬には、直線の平坦さだけを理由に上積みを期待しないようにします。どこまで自分のリズムを保ったかを確認する場面です。
同じ五番手でも、前を追って差を詰めていた五番手と、前から離れて追走していた五番手では負荷が違います。通過順にはその差が十分に表れません。映像で前との差を確認し、判別できない場合は「五番手・距離差は不明」と記録します。
Cで負けた先行馬を、全て巻き返し候補にしない
前半に競ったことで終盤に脚が鈍ったなら、次走の隊列が楽になる場合に比較材料となります。ただし、苦しくなる前から反応が乏しかった馬や、距離が長く感じられる走りだった馬まで同じ扱いにしないでください。敗因を一つへ集約するほど、次の条件変更を過信しやすくなります。
逆にCを後方で走り、差を詰めて好走した馬も、次走がAなら同じ展開利はありません。「前走で差した」という着順上の印象を、今回も差せる能力と同一視しないことが大切です。前走と今回の想定を並べる欄を作れば、強く評価する根拠と保留の理由が分かれます。
型が読めない日は、二案で共通する候補を探す
逃げ候補が複数いても、全てが主張するとは限りません。過去の発馬、枠、控えたときの走りを見て、一頭が行く場合と二頭が競る場合を考えます。自信がないから時計を細かく作るより、二つの型のどちらでも役割を持てる候補を探す方法があります。
二案で評価が大きく変わる馬は、悪い馬なのではなく条件付きの馬です。軸にする確度が足りないなら相手までにとどめる、予算を抑える、見送るといった選択につなげます。展開が不確かなことを、無根拠な点数の追加だけで埋めないようにしましょう。
指数は、前半の位置と丘での反応を重ねて使う

近走の数字の出所をそろえる
指数を使う前に、同じ計算方式・尺度で比較しているかを確かめます。異なる提供元の数値を直接足したり、距離別の基準が違う数字をそのまま平均したりすると、見かけの精密さだけが増えます。利用する指数の仕様を確認し、分からない補正は自分で想像して埋めないでください。
次の仮想比較では、同じ方式で算出した評価点を用います。近三走の順は新しいほうからです。平均は走った内容を調べる入口であり、京都ダート1800mの勝率へ換算するための数字ではありません。
| 仮想馬 | 近三走の点 | 平均 | 高い数字を出した条件 | 今回の課題 |
|---|---|---|---|---|
| 甲 | 94・91・88 | 91.0 | 砂を被らず単騎で先行 | 内外に同型がいて単騎か不明 |
| 乙 | 91・90・92 | 91.0 | 好位の内で砂を被り、丘でも反応 | 前を捌ける進路があるか |
| 丙 | 95・84・85 | 88.0 | 速い流れを後方で追走し終盤に差す | 道中が緩むと位置差が残るか |
| 丁 | 89・90・未計測 | 89.5 | 他場1800mで長く脚を使う | 京都の下りの反応は未確認 |
同じ平均91でも、再現する条件は違う
甲と乙は平均91.0です。甲の前走94は最も高い一方、単騎で走れたことが今回もあるかを確認したい数字です。乙は砂を被る位置でも走った材料があり、馬群に入る想定では比較しやすくなります。ただし乙が前を捌けるかは別の不確実性です。
ここで「砂を被って走れるから三点加点」と決める根拠がないなら、無理に数値へ変換しません。「馬群での根拠あり」「進路待ちの懸念あり」という二つの文章を残します。条件の違いを数字一つへ押し込むより、どの想定で甲乙の役割が変わるかを説明できることが重要です。
丙の最高95は、流れが速くなったときの材料です。今回前が競る想定なら候補になりますが、前半の主張が落ち着いてAへ寄ると、四コーナーでの位置が課題になります。最高値は使えないと切り捨てず、その数字が有効になる条件を言葉で残します。
砂を避けた高指数と、砂に耐えた指数を区別
ダートでは前に馬がいるか、横に馬がいるかで走りが変わる場合があります。好位にいたという通過順だけでは、砂を被ったかは分かりません。前の馬の真後ろだったのか、少し横へずらしていたのか、映像で確認できる範囲を記録します。
砂を被って頭を上げたように見えても、それだけで砂が嫌いと断定するのは避けます。折り合い、前との距離、接近、進路変更など他の要因もあり得ます。同じ馬の別レースで似た場面を確認し、現象が繰り返されるかを見ます。
一例しかなければ仮説として扱います。
高指数を出したレースが全て外の単独走だった馬なら、内枠で馬群へ入る今回は確度が変わります。反対に内で走れた馬も、外を回れば同じ強みを使えるとは限りません。適性の有無と、適性が表れる配置を分けることで、数字の使い方が具体的になります。
並びが一頭変わると、同じ乙の評価も変わる
乙の内側に出脚の速い先行馬がいて、その後ろへ付けられる想定を考えます。この場合は馬群で砂を被った経験を使いやすい一方、前にいる馬が丘で反応しないと、乙も待つ可能性があります。前を目標にできる利点と、進路を選べない課題を同時に残します。
その先行馬が取消になった場合は、隊列がそのまま一頭分前へ詰まるとは限りません。乙が自然と前へ出て、これまでと違い前に壁を置けなくなる可能性もあります。取消で相手が減ったという能力比較と、自分の走りやすい配置が変わったという展開比較は別です。
反対に外から別の先行馬が入り、乙がその後ろへ収まる場合もあります。どの案も実現することが確定したわけではありません。取消後は、買い目の返還や残る点数だけでなく、先行候補と前に置く馬の図を一度描き直すと、役割を変える必要があるかが分かります。
下りの速い上がりを、他場の末脚と直接比較しない
同じ36秒台の上がりでも、そこへ至る流れと起伏が違えば意味が変わります。京都で速い終盤を出したこと自体は材料ですが、直線に坂のある他場で同じ数値を出せるとは限りません。逆に他場で37秒台だった馬を、京都の36秒台より劣るとだけ判断するのも避けます。
指数がコースや馬場の違いを調整している場合は、その仕様をまず尊重します。そのうえで映像から得られる反応や進路を補います。コース補正済みの指数へ、京都の下りという理由で再度一定点を引くと、同じ条件を二重に扱っている可能性があります。
近走の集約は平均値・最高値・未計測の比較方法で整理できます。指数そのものの検証に進む場合は、結果を見た後の条件を混ぜない期間分割とデータ漏れの確認も併せて確認してください。
枠順・同型・砂の配置から、進路の得失を比べる

内枠の節約と、外枠の自由さは交換条件
内枠には距離を抑えて回りやすい面がある一方、周囲の動きに合わせる制約があります。外枠には前の砂を避けやすい配置もありますが、一コーナーまでに前へ行くための負担や、外を回る距離を引き受ける場合があります。
どちらか一つを全馬共通の有利としないことが大切です。
甲のように砂を避けて走りたい馬が内枠に入り、外の二頭がともに速い場合、先手を取り切るか、砂を被って控えるかの選択になります。ここでは内枠の距離の節約だけを評価しても、甲の走りやすさを説明できません。
一方、乙のように馬群で走った根拠があり、内の前に先行馬がいる場合には、好位を確保する選択肢があります。ただし前の馬が下がってきた場合の出口も必要です。砂への対応と、詰まった進路を捌けることは同じ能力ではないため、別々に確認しましょう。
先行候補の頭数を、競り合う頭数と同じにしない
逃げ歴のある馬が三頭いても、三頭が今回全て逃げるとは限りません。距離短縮で追走が変わる馬、外枠から控えた経験のある馬、馬群で走れる馬など、選択の幅を比較します。過去の一着通過だけを数えて、ハイペースが確定したと考えないでください。
| 仮想の配置 | 甲の課題 | 乙の課題 | 差し候補の課題 |
|---|---|---|---|
| 甲が単独で前 | 余力を残し丘で再加速 | 前が止まらない中で進路を作る | 位置差を早めに詰める必要 |
| 外の馬が甲へ並ぶ | 競った後に持続できるか | 前を追いすぎず運べるか | 前の負担が上がるが自身の位置も必要 |
| 甲が控えて馬群へ入る | 砂と折り合いの未確認条件 | 甲の後ろで詰まらないか | 前半が緩むと届く位置か |
この表は各馬の着順を当てたものではありません。競り合いの有無で、指数を生かしやすい配置がどう変わるかを示します。予想の根拠を一つの展開へ固定しすぎないために、反対の型も一度確認しておきましょう。
外回りの距離を、固定の着差へ換算しない
単純な円弧モデルで、四つのコーナーの合計角度を2πラジアンとし、三メートル外の経路を通るなら、距離差は2π×3で約18.85mです。二メートル外なら約12.57mです。ただしこれは幾何学の説明で、個別馬の実測値ではありません。
実際の走路は単純な円ではなく、外へ出る場所や戻る場所も違います。どこも三メートル外だったという確認がないのに、馬柱へ約19mの不利と記入することはできません。まして何秒、何馬身、何点という固定補正へ進む根拠にはなりません。
この計算から受け取りたいのは、外を回った回数を分ける視点です。一・二コーナーを外、三・四コーナーは内という馬と、その逆の馬は、距離差のほか加速のタイミングも違います。四コーナーの映像だけで、レース全体の外回り負担を決めないようにします。
当日の砂と前後差は、一レースで断定しない
含水状態や天候は走りへ関わりますが、良だから重い、重だから前が止まらないと一語で片付けないでください。当日の先行馬が残ったなら、その馬の人気、能力、流れ、同型の数も一緒に記録します。前が楽だったレースを馬場だけの説明へ置き換えないことが基本です。
反対に、先行馬が総崩れしたレースでも、前半に大きな競り合いがあったなら、差し向きの馬場だったとは限りません。観察した例を複数並べ、「前の残り方」「外へ出した馬の伸び」「砂を被った反応」を分けて確認します。
トラックバイアスの記録方法へつなげると、一日の印象を条件付きで保存できます。
買い目は、先行の信頼と着順の信頼を分けて組む

位置を取れることと勝ち切ることを分ける
京都ダート1800mで先行できる根拠があっても、その馬を一着固定にするには、直線まで余力を残せる条件が必要です。「前に行ける」から「勝つ」へ一段飛ばさず、丘での反応と、最後の脚色まで比較します。
例えば甲と乙が上位評価でも、甲は同型次第、乙は進路次第なら、二頭とも無条件の一着候補ではありません。馬連、三連複、馬単、三連単では必要な着順条件が違います。券種を変えたとき、どの不確実性を新しく引き受けたかを言葉にします。
仮想四頭の買い方を、全組で確認する
甲・乙・丙・丁の四頭を候補とする例です。馬連四頭BOXなら、甲乙・甲丙・甲丁・乙丙・乙丁・丙丁の六組です。甲乙の二頭を上位と見ていても、BOXには丙丁だけの組も含まれます。買った組と、自分が説明できる組が一致するかを確認しましょう。
| 仮想案 | 設定 | 点数 | 一組100円の総額 | 外れる条件の一例 |
|---|---|---|---|---|
| 馬連一頭軸 | 乙から甲・丙・丁 | 3点 | 300円 | 乙が三着以下 |
| 馬連四頭BOX | 甲・乙・丙・丁 | 6点 | 600円 | 候補外が連対 |
| 馬単乙の一着流し | 乙→甲・丙・丁 | 3点 | 300円 | 乙が二着でも不的中 |
| 三連複二頭軸 | 甲乙から丙・丁 | 2点 | 200円 | 甲乙のどちらかが四着以下 |
同じ三点の馬連流しと馬単一着流しでも、乙が二着になった場合の条件は異なります。馬単へ替えた理由が「配当が高そう」だけなら、一着まで信頼した根拠があるかを再確認してください。正確な的中条件はJRAの馬券の種類で確認できます。
点数を減らすと、必要な仮説は強くなることがある
三連複四頭BOXは四点ですが、甲乙の二頭軸にすると二点です。半分の費用になる一方、甲乙が両方三着以内に入る必要があります。上位二頭の平均指数が同じ91という表だけでは、その強い条件を支えるには足りません。
甲の隊列と乙の進路の両方を買うことになるからです。
逆に軸を決められないから四頭BOXにする場合も、予算を増やさず一組の金額を調整するか、レース自体を見送るかを考えます。曖昧さを残したまま点数だけ増やすと、低いオッズの組が当たっても総額を回収できない場面があります。
馬単の表と裏を、同じ自信で買っていないか
乙から甲・丙・丁への一着流しは三組です。裏の甲・丙・丁から乙を追加すると、合計六組になります。各100円なら300円から600円へ変わります。点数が倍になったことだけでなく、乙が二着になる三つの結果を新しく買ったことを確認します。
乙の一着固定の根拠が、砂を被っても反応できるという内容なら、それは必ずしも勝ち切る能力だけの証明ではありません。馬連でよいのか、馬単の表裏に金額差を付ける理由があるのかを整理します。券種名から形を選ぶ前に、着順まで区別できる根拠を確認する順番です。
仮に六組を各200円なら1200円です。同じ総額で馬連の乙軸三組を各400円にする比較もできます。この二つは的中する二頭の組が対応しても、着順ごとの払戻条件が異なります。馬単のオッズを見ずに、片方のほうが必ず有利と結論づけないようにします。
追加候補の効果を、総額の中で確認する
馬連四頭BOX六点へ一頭を追加すると十点になります。一組200円なら、総額は1200円から2000円へ800円増えます。「穴馬を一頭押さえる」という一言の後ろに、四組分の追加があることを確認します。
仮に上限1500円なら、五頭BOX各200円は上限を超えます。各100円にして1000円にするのか、候補を戻すのか、残額を使わず保つのかを購入前に決めます。余った500円を必ず使い切る必要はありません。
予算は使う目標ではなく、越えない上限として扱うと整理しやすくなります。
全組の点検には馬券の点数計算ツールを利用できます。取消や除外が出たときは、返還になる組と残る組を分けます。返還額を払戻の利益へ加えたり、残る馬券の金額を当初の点数だけで計算したりしないようにしましょう。
前日・当日・結果後の台帳と、よくある疑問

一枚の比較表で、どの判断を更新したか残す
京都ダート1800mの比較表には、指数、序盤の負担、砂への対応、丘の反応、進路、役割の六欄を用意します。前日に分からない馬場や最終オッズを想像で埋めず、当日の更新欄を残します。書いた時刻と参照した情報の時点も合わせて保存します。
| 欄 | 前日に書けること | 当日に更新すること |
|---|---|---|
| 指数 | 過去の同尺度の値と条件 | 新しい公式訂正や出走条件の変更 |
| 序盤 | 過去の発馬と同型配置 | 取消後の隊列案 |
| 砂 | 映像で確認できた反応 | 当日の馬場仮説、未確認は保留 |
| 丘 | 加速に付いた区間 | 実際の想定ペースとの照合 |
| 進路 | 内外二案の得失 | 出走頭数・枠の変更に対応 |
| 役割 | 軸か相手か、見送り条件 | 総額と最終的に残す組 |
全ての欄が埋まったように見せることが目的ではありません。砂への対応が一例しかない、他場しか経験していないなど、弱い根拠を見えるようにします。分からない条件が多い馬を、文章の長さや精密な仮想点だけで強く評価しないようにしましょう。
負けた理由を、コースのせいだけにしない
結果後は、まず購入した組と公式の確定結果を照合します。その後で予想した隊列が実際と合っていたか、丘へ向かう時点で候補の余力があったか、直線の進路が使えたかを確認します。的中と、観察が当たったことは別々に記録してください。
仮に乙が砂を被っても走り、丘でも反応したのに直線で進路がなくなった場合、砂への評価を取り消す必要はありません。見直すのは進路の想定かもしれません。甲が競り合って失速したなら、単騎になる根拠が十分だったかを検証します。
一方、予想どおりの単騎で走った甲が早く後退したなら、単騎条件だけで能力を高く評価したことを見直します。結果を見て新しい理由を足すより、発走前に記録した問いへ答える形で検証すると、次に残す条件が具体的になります。
次走の評価へ持ち越すときは、反証欄を一つ付ける
前走で甲が砂を被って反応を落としたと考えたなら、次走で確認するのは「砂を避ければ反応が戻るか」です。外へ出しても同じ場所で脚色が落ちた場合、その仮説だけでは説明できません。砂の問題に固執せず、距離、追走負荷、相手関係などを再確認します。
乙について「丘で反応できる」と書いた場合も、何度も同じように走るかを見ます。一度の好走が、前の馬の減速で順位が上がっただけなら、個体の加速を高く評価しすぎた可能性があります。仮説を支える例と、合わなかった例を同じ表へ残してください。
反証欄には、買わなかったレースも記録できます。見送り条件に該当したのに好走した場合でも、結果だけで見送りルールを捨てるのではなく、そのルールが何を避けるためだったかを確かめます。一回の結果で毎回基準を変えると、長期の検証ができなくなります。
よくある質問
京都ダート1800mは逃げ馬を買えばよいですか?
先行できることに加え、位置を取る負担、同型、砂、丘での反応を見ます。単騎で楽に運んだ前走と、二頭が競る今回では同じ指数を再現できる確度が変わります。脚質の集計だけで、今回誰が無理なく前へ行けるかまで確定することはできません。
平坦な直線なら、坂で止まった馬を必ず見直せますか?
坂の負担が変わることは材料ですが、前走の失速原因が坂だったとは限りません。序盤の競り合い、砂、距離、道中の位置も確認します。京都には道中の丘もあり、直線だけの地形でレース全体の負担を判断しないことが大切です。
上がりの時計が京都で速ければ、指数も加点すべきですか?
利用する指数が何を補正しているかを先に確認します。コースや馬場を調整済みの指数へ、下りで速かったことを理由にもう一度機械的な補正を加えると、同じ情報を二重に扱う可能性があります。まず元の仕様をそろえ、追加の映像所見を別欄へ残してください。
内枠で砂を被ったことがない馬は消してよいですか?
未経験と不得意は違います。内に入ったときの隊列、周囲の先行力、砂を避けられる配置かを考えます。分からない条件が残るため軸まで強く扱わないという判断はできますが、経験がないという理由だけで能力の低さを断定しないようにしましょう。
中山や阪神1800mの実績は使えますか?
同じ距離として参考にできますが、起伏、直線、前半の流れ、位置取りを分けます。総時計と上がりだけの直接比較では、どの区間で力を使ったかが見えません。京都で求める丘の前後の反応や平坦直線での持続へつながる内容かを、映像と同じ尺度の指数で確かめてください。
他場と比べたい方は中山ダート1800mの比較手順へ、基礎となる砂の見方はダートの砂かぶりと位置取りへ進めます。関連解説は記事一覧にまとめています。実際の配信を検討する場合は中央コースの案内と配信見本で、対象レースと券種をご確認ください。
学んだ比較手順を、配信内容の確認へ
指数が全ての中央6コースは、各4週20,000円、メール配信です。対象となるレース、券種と配信内容を見本で比較し、ご自身が学びたい内容に合うコースをご確認ください。
相談窓口:shisuugasubete@gmail.com。料金や受付状況は現行の案内をご確認ください。
執筆:指数が全て。本文の仮想例は、実際の配信・購入・的中成績を示すものではありません。

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